注目の競技「eスポーツ」とは? 初心者がおさえるべきポイントと防音対策
近年、海外を中心に高い人気を誇っている「eスポーツ」。
コンピューターゲームなどを使った新しい競技であり、野球やサッカーなどと同じように大会が開催され、プロプレイヤーや参入企業も増えて今後ますます世界中で市場拡大が期待されています。
そして、日本国内でも最近ではコロナ禍でおうち時間を過ごす機会が多くなったことに加え、eスポーツの大会も増えたことから少しずつ注目度が高まりつつあります。
今回は、eスポーツが気になるという方や、自分でも始めてみたい!という初心者の方に向けて、「eスポーツ」の魅力や始め方、防音対策など必要な設備について分かりやすく解説していきます。
世界中から注目を集める「eスポーツ」とは?
「eスポーツ」とは、「エレクトロニック・スポーツ(electronic sports)」の略称です。
広義には電子機器を使って行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、複数のプレイヤーが様々なコンピューターゲームやビデオゲームなどを使って行う対戦を「競技」として捉えた名称です。ほかには「eSports」、「e-Sports」、「電子競技」とも表記されます。
従来のゲームは一般的に個人で楽しむイメージの強い娯楽ですが、eスポーツの場合は一定のルールを定めた上で対戦・試合をして勝敗を競うれっきとしたスポーツであり、優勝賞金が設けられたエンターテイメントとして世界規模の大会も各地で開催され、多くのプロプレイヤーが活躍しています。
2021年にはIOC(国際オリンピック委員会)がeスポーツの公式大会の開催を発表したことでも話題を集めました。
ゲームを用いた大会は1980年代ごろから行われていましたが、「eスポーツ」という言葉が登場したのは2000年代はじめごろで、通信機能の発達に伴い徐々に競技として拡大していき、現在eスポーツの競技人口は世界で約1億3,000万人といわれています。
eスポーツは性別や年齢、体格の違いなどに関係なくゲーム上で競い合うことができ、通信などの環境が整えばどこからでも参加できるのがリアルスポーツとは大きく異なる魅力です。
また、eスポーツの大会は特別な出場資格がなくとも参加できるものがありますので、実力さえあれば大きなチャンスを掴める可能性を秘めているのが世界中から注目される理由の一つとも言えるでしょう。
eスポーツはどんな種目がある?
「eスポーツ」と一口で言っても、プレイされるゲームのジャンル(種目)は様々です。ここでは、eスポーツの主な種目の一部をご紹介します。
・FPS
FPS(ファースト・パーソン・シューティングゲーム)はシューティングゲームの一種であり、プレイヤーがまるでゲームの世界に入り込んだような主人公本人の視点(プレイヤーが操るキャラクターの一人称視点)で進行していくゲームです。
画面にはキャラクターの手や武器などが見えていることが多いです。
・TPS
FPSとは異なり、操作するキャラクターの姿が画面上に見えている視点のゲームはTPS(サード・パーソン・シューティングゲーム)といいます。
第三者視点で主人公の姿を追うように操作して進行します。
FPSに比べてゲームの世界観や空間を広く見渡してプレイでき、全体的な動作や周りの状況を把握しやすいのが特徴です。
・RTS
RTS(リアル・タイム・ストラテジー)はリアルタイム型のゲームであり、限られた時間の中で戦術・戦略を立ててコントロールしながら攻略を目指します。
将棋やオセロのように目まぐるしく変わる状況に対応しつつ、敵チームの陣地の制圧を目指すタイプのゲームが一般的です。
・MOBA
MOBA(マルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナ)はRTSの一種ですが、複数のプレイヤーがチームに分かれてそれぞれキャラクターを操作し、味方と協力して敵チームの陣地の攻略を目指すゲームです。
1人のプレイヤーが複数のキャラクターを操作するRTSとは異なり、複数人でプレイするためチームワークが求められます。
eスポーツはこのほかにも、格闘ゲームやパズルゲーム、トレーディングカードゲームやレースゲーム、スポーツゲームなど、種目は様々です。
もしかすると既にプレイしたことがあるゲームも競技として大会が催されているかもしれませんね。
eスポーツを始めるのに必要なものは3点
環境を整えればすぐにプレイできて老若男女問わず楽しめるのが魅力のeスポーツ。初心者の方はまず以下の3点を用意しましょう。
1.eスポーツゲーム
eスポーツ認定されているゲームの中からまずはプレイしてみたいものを選ぶところから始めましょう。
大会へ出場して早いうちから上位を目指すのであれば、遊んだ経験のあるゲームを選ぶのも得策です。大会数の多いゲームを選ぶのもよいでしょう。
ジャンルの幅が広く、高額賞金の大会も多いPC用ゲームを選ぶという方も多くいらっしゃいます。
2.デバイス
プレイするゲームが決まったら、次にゲームに対応するデバイス(機種)を用意します。主なデバイスの種類はパソコン、スマートフォン、家庭用ゲーム機です。
パソコン・スマートフォンでプレイする場合は、eスポーツに対応できる比較的スペックの高い機種が必要になります。
本格的に始めてみようという方でPC用ゲームを検討している場合は、各メーカーから登場しているゲーミング用のパソコンがおすすめです。
3.インターネット回線
eスポーツは大半がオンライン対戦で行われるため、インターネット環境が重要になります。
既にネット環境が整っている場合でも、eスポーツはデータ容量が多いので回線によっては通信速度が遅くなる可能性があるためこの機会にあらためて見直してみるとよいでしょう。通信速度が安定した光回線がおすすめです。
eスポーツの環境が整ったら、あとはゲームをプレイして日々腕を磨きながら徐々に大会にも出場してみましょう。初心者向けの大会もあるので、まずは参加しやすいものから始めてみてください。
また、eスポーツの大会は観戦することもできますので、他の人がどんな戦いをしているか研究してみましょう。
騒音には注意? eスポーツを快適に楽しむ環境を整備しよう
eスポーツを始めるのに最低限必要となるのは上記の3点ですが、そのほかにも快適にゲームを楽しむために専用のデスクやゲーミングチェア、モニターやヘッドセットなども徐々に揃えて環境を整備しましょう。
また、意外と見落としがちなのがeスポーツ時の「防音対策」です。
大会にプレイヤーとして参加したり、お友達同士で観戦したりしている時にゲームの音声や話し声がご家族や近隣の迷惑にならないよう対策しておく必要があります。
部屋のドアや窓をきちんと閉めるのは基本中の基本ですが、本格的な対策として防音グッズを導入するのもおすすめです。
「防音カーテン」や「防音マット・シート」をはじめ、音が漏れやすいドアや窓の隙間を埋めるテープなどのほかには、手軽に設置できるパーティションタイプやボードタイプの「吸音材」が高い防音効果を発揮します。
そして、「周りを気にせずいつでも好きなときにeスポーツを楽しみたい!」という方には「防音ボックス」と呼ばれる電話ボックスのような形をした本格的な防音室の設置がおすすめです。
上記の防音グッズに比べると費用はかかるものの、防音リフォームなどと比較すると手軽に購入でき、eスポーツ以外にはテレワークやWeb会議、楽器演奏を行うスペースとしても活用できますので是非検討してみてはいかがでしょうか?
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