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防音ラボColumn

2024.08.28

シャドーイングでリスニング力とスピーキング力を身につけよう! 実践方法や防音対策について

英語を学ぶための方法には様々なものがありますが、その中でも特に効果的な方法が「シャドーイング」です。
シャドーイングは、リスニングやスピーキングのスキルが飛躍的に向上する学習方法として知られています。

今回はシャドーイングが効果的な理由と、具体的なやり方を詳しく解説します。

シャドーイングが効果的な理由

シャドーイングとは、英語を話している音声を聞きながら、少し遅れてそのまま真似して発音していく学習方法です。
影のように音声の後を追って話すことからシャドーイングと呼ばれており、リスニング力を鍛えるためだけでなく、スピーキングや発音の改善にも役立ちます。

まず、英語を理解するためには単に文法や単語を覚えるだけでは不十分で、実際にその言葉を「聞き取る力」と「話す力」を養う必要がありますが、シャドーイングは耳で聞いた英語を即座に口に出すため、2つの能力を総合的に鍛えられます。
英語を聞く際に音声のリズムやイントネーションに注意を払い、音声を自身の口で再現し、英語をより自然に使えるようになるということですね。

また言葉の流れも体感できるため、聞き取れなかった部分があっても次の言葉や文脈から内容を補完する力も身につけられるのです。

他の英語学習方法との違いは?

シャドーイングは、受動的な学習ではなく能動的な練習になります。
英語学習方法には、単語帳を使って語彙を覚えたり、文法書を使ってルールを学んだりするものがありますが、これらの方法は主に知識をつける目的が主です。
それに対し、シャドーイングは実際に使う力を養うのを目的としており、そこが大きな違いです。

リスニングの教材をただ聞き流すのではなく、自身の声で音声を再現するという実践的な練習により、リアルな場面での会話が可能になります。
自然に英語のリズムを体得し、文法や語彙にとらわれずに流暢に話す力が身につきやすいのです。
シャドーイングは他の学習法に比べて実践的で、即時に反応する能力を鍛えられるため、特にリスニングとスピーキングを向上させたい方にとって有効な方法といえるでしょう。

シャドーイングの効果

それでは、シャドーイングで身につく2つのスキルを具体的に解説します。

・リスニング力の向上
シャドーイングを続けると、リスニング力が格段に向上します。
これは音声を繰り返し聞くことで、言語の微妙なニュアンスやイントネーション、リズムを自然と習得できるためです。
また、聞いた音声をすぐに口に出すという工程を通じて、音声とその意味を瞬時にリンクさせる力も養われますね。
音声から意味を迅速に汲み取れるようになり、集中力とリスニング力が同時に高まるのです。

・スピーキング力の強化
シャドーイングは正確な発音を意識しながら音声を真似ることで、発音の改善が期待できます。また音声のリズムや抑揚を意識すれば、表現力が豊かになり、感情表現の習得にも繋がります。
感情表現を習得できれば、単調になりがちな発話が生き生きとしたものになるでしょう。
さらに、音声に追いつくために素早く正確に話す練習を繰り返すので、発話スピードも向上します。

シャドーイングを継続すれば、語彙力と文法、文脈の中で適切に単語や文法を使う力が身につき、頭の中で理解している知識を、実際のコミュニケーションの場で自在に活用できるようになるでしょう。

シャドーイングの実践方法

シャドーイングは、取り組みやすいように段階的に進めることが大切です。
以下に、初心者の方がシャドーイングを始める際に役立つ実践方法をご紹介します。

・音声を聞くことから始める
初心者の方は、まず音声をしっかり聞くことから始めましょう。
音声を聞く際には、発音、リズム、イントネーションに注意を払いながら、全体の流れを掴むのを心がけて下さい。
この段階では、内容を理解しようとするよりも音の流れを感じることが大切です。

・英文の理解とリピーティングをする
音声を聞いた後は、英文を見ながら内容を理解し、リピーティングを行いましょう。
リピーティングとは、聞いた音声をそのまま繰り返し発音する手法で、シャドーイングよりもゆっくりと、確実に発音します。
発音の正確さとリズムを意識しながら、何度も繰り返して練習しましょう。
シャドーイングの前にリピーティングを行うと、耳で聞いた音声を口で再現する力がつきます。

・定期的な録音と自己評価をする
自身の音声を録音し、定期的に自己評価を行うことも重要です。
録音を聞き返し、発音やイントネーションが正確であるかを確認し、改善点を見つけて自身の成長を実感しながら学習を進めましょう。

・レベルに合った教材や興味を見つける
自身の英語力に合った教材を選ぶと、無理なく学習を続けられるので、最初は簡単な教材から始め、徐々に難易度を上げていくと良いでしょう。
興味のある内容で練習すれば、モチベーションを維持しやすくなります。
シャドーイング専用の教材も良いですが、例えば好きな映画のワンシーンや興味のあるトピックの音声を選び、楽しく学習を進めましょう。

シャドーイングと防音対策

シャドーイングを自宅で行う場合、周囲への配慮も大切です。
音声を聞きながら声に出してリピートするため、声がどうしても大きくなりがちで、特に集合住宅に住んでいる場合は、防音対策をしっかりと行いましょう。
また、自分自身も周囲の騒音によって集中力が乱れる場合もあるため、学習環境を整えることも必要です。
以下に、シャドーイングを行う際の防音対策と、学習環境の整え方をご紹介します。

・声のボリュームを抑える
シャドーイングでは、必ずしも大きな声を出す必要はありません。
特に夜間や早朝など、周囲が静かな時間帯には、自身の声を控えめにするよう心がけましょう。
録音機能を利用して自身の発音を確認する際も、小さな声でもマイクがしっかり拾ってくれるため、安心して練習が可能です。

・家具や防音材でカバーする
カーペットやラグを敷くと、床からの反響音を抑えられます。
特にフローリングの部屋では足音が響きやすいため、防音専用のマットを使用すると良いでしょう。
また、本棚やクローゼットを壁際に置いたり、ソファやカーテンなどの布製品を多く配置したりするなどの工夫でも音の反響を抑え、防音効果を高められます。さらに反響を抑えたい場合は、吸音材を壁に取り付けると効果的です。

・時間帯を工夫する
防音対策を行っても周囲への配慮が必要な場合は、学習する時間帯を工夫してみましょう。
例えば、家族が外出している時間や、昼間の比較的音に寛容な時間帯であれば、周囲の環境に影響を与えずに練習が可能です。

・防音ヘッドホンの使用
シャドーイングを行う際には、防音効果のあるヘッドホンを使用すると、周囲の騒音を遮断し、自身の声も適度に抑えられます。
特にノイズキャンセリング機能が付いたヘッドホンは、外部の音を大幅に減少させるので、より集中しやすくなるでしょう。

・一人で集中できる空間を確保する
シャドーイングを効果的に行うためには、一人で集中できる空間の確保が大切です。
プライベートな空間が難しい場合は、リビングの一角を学習スペースとして決め、家族に理解と協力を求めるのも一つの方法ですが、簡易的な防音室の導入も検討してみても良いかも知れません。

防音対策をして英語を上達させよう!

シャドーイングは、英語のリスニングとスピーキングの両スキルを取得できる効率的な学習方法です。上手く活用すれば総合的な英語力の向上が期待できるでしょう。
さらに防音対策をしっかりと行い練習に集中できる環境を整えると、より効果的にスキルを身につけられますので、ぜひ検討してみてください。

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