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防音ラボColumn

2024.09.18

洗濯機の騒音の原因は? 近隣住宅への配慮や防音対策について

洗濯機を使っていて、騒音が気になったことはありませんか?
洗濯機の騒音問題は日常生活でありがちな悩みの一つで、特にアパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる方にとっては、「騒音が隣人に迷惑をかけているかもしれない」という、ストレスの原因にもなっているようです。

そこで今回は洗濯機の騒音の原因と、騒音を減少させるための防音対策について分かりやすく解説します。

洗濯機の騒音の主な原因とは?

洗濯機から騒音が出る場合、まずは原因を特定しましょう。
原因は大きく分けて、「使用方法や設置の問題」と「洗濯機自体の故障や不具合」の2つがあります。

・洗濯物の入れ方や内容に問題がある
洗濯機がガタガタと音を立てる原因の一つに、洗濯物の入れ方や内容に問題があることがあります。
例えば、洗濯物が片寄って入っていると、ドラムが回転する際にバランスを崩し、異常な振動や音を引き起こすのです。
洗濯物の量が多すぎたり少なすぎたりすることもバランスが崩れる原因となるため、洗濯物はなるべく均等に配置し、洗濯機の容量に応じて適切な量を入れるようにしましょう。
また、洗濯物にジッパーやボタンなどの硬い物がついている場合もドラムに当たって音がすることがあるので、ネットに入れて洗うと、ドラムとの直接的な接触を防いで騒音を軽減できます。

・洗濯機を置く場所や置き方に問題がある
洗濯機の四隅がしっかりと均等に床に触れていないと、洗濯機が片寄って動作し、騒音の原因となります。
特に床が不安定だったり傾いていたりする場合、洗濯機がしっかりと水平にならず、振動が大きくなるのです。
また、洗濯機の脚がしっかりと床についていない場合も、動作中に揺れが生じ、ガタガタと音を立てます。
この場合、まずは洗濯機が床に対して水平になっているかを確認し、必要に応じて脚の高さを調整しましょう。

・排水の流れが悪い
洗濯機の排水がスムーズに行われていない場合も、騒音の原因となります。
排水ホースが詰まっていたり、排水口に異物が詰まっていたりすると、洗濯機が排水時に異常な音を立てるのです。
定期的に排水ホースのチェックを行い、詰まりがないかを確認し、異物が詰まっている場合は取り除きましょう。
また、排水ホースが折れ曲がっていたり、曲がりがきつすぎたりしているのも、排水がスムーズに行われなくなるため、ホースの配置にも注意して下さい。

・洗濯機が故障している
洗濯機自体が故障している場合も、異常な音がする原因です。
部品の摩耗や破損、モーターの不具合などが原因である場合は、騒音どころか洗濯機が正常に動作しなくなり、無理に使用を続けると、さらなる故障や安全上の問題を引き起こす恐れがあるので、注意しましょう。
もし異常な音が続く場合や、明らかにおかしな振動がある場合は、早めに修理業者に相談することをおすすめします。
その前に洗濯機の取扱説明書を確認し、簡単にできるトラブルシューティングを試してみるのも良いですが、複雑な修理が必要な場合は、専門家に任せるのが最善です。

定期的なメンテナンスの重要性

定期的なメンテナンスを行えば、洗濯機の寿命を延ばして騒音を防げますが、メンテナンスを怠ると、洗濯機の内部にゴミやカビがたまり、それが原因で騒音が発生する可能性があります。
特にフィルターの掃除やドラムの清掃は、洗濯機のパフォーマンスを保つために重要で、フィルターが詰まっていると、排水がうまくいかずにモーターに負担がかかり、騒音の原因になるのです。
ドラムに付着した汚れが取れていないと、バランスが崩れ、回転時に大きな音がする恐れもあります。

メンテナンスの手順は、洗濯機の外装を柔らかい布で拭き取り、埃や汚れを除去し、洗濯機のフィルターを取り外します。
フィルターの中に詰まっているゴミや糸くずを取り除き、月に1回程度掃除するのが理想です。
ドラムの清掃は、洗濯槽クリーナーを使用してドラム内のカビや汚れを取り除き、これを2~3ヶ月に一度行うと、洗濯槽内を清潔に保てます。

そして、給水ホースに異物が詰まっていないか、亀裂が入っていないかを確認し、異常があれば早めに交換しましょう。
ここまでのメンテナンスが終わったら、洗濯機を実際に動かしてみて、異常音がないかチェックします。
もし異音がする場合は、再度メンテナンスを行うか、専門業者に相談して下さい。

洗濯機の防音対策

故障以外での洗濯機の騒音問題は、防音グッズで軽減できます。

・防音(防振)マットの使用
「防音(防振)マット」は、洗濯機から発生する振動を吸収して音を抑えるためのアイテムで、簡単に設置でき、比較的安価で手に入ります。
洗濯機が動作中に床に伝わる振動を減少させ、騒音も軽減されるというものです。

・防音マットの選び方と効果
防音マットを選ぶ際には、いくつかのポイントに注意する必要があります。
まずマットの素材ですが、柔軟性があり、振動をしっかりと吸収してくれるゴム製のものは特に効果が高いですね。
マットの厚さも重要で、厚みがあるほど振動吸収効果が高くなりますので、できるだけ厚いものを選ぶと良いでしょう。
形状は、基本的には洗濯機の脚ごとに装着する「防音ゴム」というタイプで、振動の伝わるポイントを直接吸収するため、音をより効果的に抑えられます。

・使用する際のポイントと注意点
防音マットを使用する際には、洗濯機の脚にしっかりと敷くことが大切です。
マットがきちんと敷かれていないと、振動をうまく吸収できず、効果が低減されてしまいます。また、防音マットが汚れていると滑りやすくなるため、定期的な清掃も忘れずに行いましょう。
もしも洗濯機を移動する際には、防音マットがずれていないかどうかも確認する必要があります。特に重量のある洗濯機の場合、マットが少しでもずれると、効果が大きく低下してしまう可能性があるため、適切な位置への再配置も大切です。

その他の防音グッズの設置も効果的

洗濯機を設置している部屋が響きやすい場合や、隣人への配慮が必要な場合には、吸音材や遮音材などの使用が効果的です。
これらを洗濯機の背面の壁や床に設置すると、洗濯機から発生する音を大幅に減少させられ、音の漏れを防げます。

設置する際には、まず洗濯機周辺の清掃を行い、埃や汚れを取り除いておくことが大切です。
また、洗濯機の排水ホースや電源コードがふさがれてしまうと、洗濯機の動作に支障をきたす可能性があるため、ふさがないように注意しましょう。

洗濯する時間帯の配慮を

洗濯機の騒音問題は、設置場所や洗濯物の入れ方だけでなく、洗濯をする時間帯も重要な要素の一つです。
特に集合住宅や住宅密集地に住んでいる場合、騒音トラブルを避けるためには、周囲の住民の生活リズムに配慮した時間帯の洗濯が大切です。
洗濯機を使う時間帯として一般的に推奨されているのは、朝の8時から夜の20時までの間です。
この時間帯は、ほとんどの人が起きて活動しており、洗濯機の音が周囲に迷惑をかける可能性が比較的少ない時間帯とされています。

早朝や深夜は周囲の音が静かになるため、洗濯機の音がより目立ちやすくなり、近隣住民に不快な思いをさせてしまう可能性が高いので注意しましょう。
もしも仕事の都合などで日中に洗濯ができない場合は、防音マットを使用したり、洗濯機を壁から離して設置したりするなどの対策をしっかりと行いましょう。

騒音を気にせず洗濯機を快適に使おう!

洗濯機の騒音問題は多くの家庭で直面する課題です。日々のメンテナンスを怠らないことはもちろんですが、思わぬところで騒音トラブルにつながる場合もあるので、ぜひ自身の生活環境に合った最適な防音対策を検討してみてください。

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