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防音ラボColumn

2025.01.22

低音が魅力! はじめてのエレキベース選びのポイント

エレキベースは、音楽を支える低音の要として欠かせない楽器です。その独特の深みと存在感あるサウンドは、多くのミュージシャンやリスナーを魅了しています。
初心者にとって、最初の1本を選ぶのはワクワクする反面、種類の多さに戸惑うこともあるでしょう。

そこで今回は、エレキベースの魅力や種類、選び方のポイントについて分かりやすく解説します。

音楽を支える「エレキベース」の魅力と歴史

「エレキベース」は、バンドやアンサンブルの中で音楽の土台を支える重要な楽器です。
その最大の魅力は、他の楽器にはない深く響く低音でリズムやハーモニーを支える点にあります。
ドラムと連携して楽曲のグルーヴを生み出す役割を担いながら、サウンドに厚みを加えるその存在感は、表立って目立たなくても音楽に欠かせないものであり、ロックやジャズ、ポップスなど幅広いジャンルで活躍しています。

エレキベースの歴史は比較的浅く、1950年代にフェンダー社から発売された「プレシジョンベース」が元祖として知られています。
それ以前はアコースティックなコントラバス(ウッドベース)が主流でしたが、エレキベースの大音量で演奏できる点が注目を浴び、瞬く間に多くの人々から支持を得るようになります。
その後、1960年代にフェンダーから「ジャズベース」が誕生しました。現在エレキベースの中で最もスタンダードなモデルで、さらに多彩なサウンドバリエーションが出せるようになりました。

エレキベースは、ギターと比べて弦の本数が少ないことや、基本的に1つの音だけを鳴らして演奏していくため、初心者でも楽しみながら始めやすい点も大きな魅力となっています。
また、慣れてくると指弾きやピック弾きのほかに、弦を叩いたり引っ張ったりして打楽器のような音を出す「スラップ奏法」など、多様な演奏スタイルを楽しめるため、長く続けるほどに深みを感じられる楽器でもあります。
さらに、上達するとリズム感が養われますので、将来ほかの楽器を始めたときにも役立ちます。

エレキベースの種類について

エレキベースは様々な種類がありますが、その中でも特に代表的なモデルが先述の「ジャズベース」と「プレシジョンベース」です。
それぞれ異なる特徴を持ち、音楽ジャンルや演奏スタイルに合わせた選択が可能です。

・ジャズベース
ロックやポップス、ジャズなど幅広いジャンルで活躍している「ジャズベース」は、エレキベースのスタンダードモデルで、通称「ジャズベ」と呼ばれることもあります。
クリアで癖のない非常に扱いやすいサウンドが特徴で、ベースの音を電気信号に変える「ピックアップ」が2ヶ所に搭載されている構造になっており、色々な音色に変化させられます。

ベースの首の部分である「ネック」が細く握りやすいため、初心者の方はもちろん、手の小さい方でも扱いやすいのが魅力です。
また、スラップ奏法や高速フレーズにも対応しやすく、テクニカルな演奏を求めるプレイヤーにも人気があります。その多彩な表現力から、プロから初心者まで幅広く支持されています。
ラインナップも豊富なので、どんなベースを選べばいいか分からないという方は、ジャズベースがおすすめです。

・プレシジョンベース
エレキベースの元祖「プレシジョンベース」は、ピックアップが1つにまとまっているのが特徴で、太く力強い音を奏でられるのが魅力となっています。通称「プレベ」と呼ばれることもあります。
シンプルな設計で音色のバリエーションは広くありませんが、特にロックやポップスなど特定のジャンルで太い音色を求める場合に効果を発揮します。低音が強調されたサウンドは、バンドのグルーヴを力強く支えるのに最適です。

ジャズベースに比べてネックはやや太めなので、初心者には握りづらい可能性がありますが、安定感があるため、力強いピッキングや指弾きに向いています。 シンプルなコントロールで音作りのセッティングに迷いにくい点も大きなメリットです。

このほかにも、エレキベースはボディが大きくえぐれたものや、V型など「変形ベース」と呼ばれる個性的なモデルが多数存在します。
5弦、6弦ベースといった通常より弦の数が多いモデルもあるので、好きなミュージシャンが使用している、個性を重視したいという方は気に入ったものを探してみるのも良いでしょう。

初心者向けエレキベース選びのポイント

ここでは、エレキベースを選ぶ上で、種類以外にも押さえておきたい基本的なポイントを解説します。

・音色の違い
エレキベースの音色は、ピックアップの配置や種類によって変わります。
一般的には、プレシジョンベースは太く力強いサウンドが特徴ですが、2つのピックアップを搭載しているジャズベースは幅広い音色が出せるため、多彩なジャンルで活躍します。
また、同じタイプであってもピックアップは、電池が必要ですが硬めで明るい音が特徴の「アクティブ」、マイルドな音が出る「パッシブ」の主に2種類があるので、どちらを選ぶかも重要なポイントになります。
まずは自分が演奏したいジャンルに合う音色が出せるモデルを探してみましょう。

・弦の数と形状
エレキベースの弦の数も重要なポイントです。初心者には扱いやすい4弦ベースがおすすめですが、幅広い音域を求める場合は5弦や6弦ベースも選択肢に入ります。
ただし、弦が増えるとネックが太くなるため、演奏のしやすさに影響が出ることを考慮しましょう。
ネックの幅やボディの形状は、手のサイズや持ちやすさに合わせて選ぶことが重要です。

・メーカー
エレキベースの代表的なメーカーとしては、フェンダーやヤマハ、ミュージックマンなどがあり、それぞれ多種多様なラインナップが揃っています。
信頼できるメーカーから気に入った楽器を選ぶのがおすすめですが、必要なアイテムが一通り揃った「初心者セット」というものも販売されているので、こちらを選ぶ方も多くいらっしゃいます。

このようにエレキベースを選ぶポイントは様々なので、まずは楽器店に足を運んで試奏し、実際の弾き心地や音色を確認することが大切です。
専門知識を持つスタッフに相談しつつ、自分にとってしっくりくる1本を見つけましょう。

防音対策をしっかり行って楽器演奏を楽しもう!

エレキベースの特徴や種類、楽器選びのポイントなどについてご紹介しました。
初心者の方でも始めやすいのが魅力なので、音楽の基盤を支えるベースの世界へ、ぜひ一歩踏み出してみませんか?

そして、初心者の方が楽器を始めるにあたって考えておかねばならないのが、練習場所の確保です。
音楽スタジオのほかには、エレキベースの場合は手軽に自宅でも演奏できるのが魅力ですが、大きな音を出すと騒音トラブルにつながる可能性があるため、気をつけなければなりません。

まず演奏するときは常識の範囲内の時間帯にし、部屋の窓やドアをきちんと閉めるのは基本中の基本となるマナーです。
また、練習の際にヘッドホンを使用する、もしくはアンプには通さないといった方法であれば、大きな音を出さずに演奏が可能になります。
しかし、ヘッドホンをしていてもベースの生音自体が騒音となる可能性もあるなど、このような対策も効果は完全ではありません。

そのため「近隣からの苦情が心配」という方や、「周囲を気にせず大きな音で演奏したい!」という方には、自宅に防音室を導入して本格的に防音対策するのもおすすめです。
予算やスペースが必要となりますが、防音室があればスタジオなどを借りる必要もなく、いつでも好きな時に楽器演奏を楽しむことができますよ。
また、例えばWeb会議やゲーム、オンラインレッスンなど、仕事や趣味の多種多様な場面で活用できるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

宮地楽器が提供する吸音・消音性抜群の簡易防音室・防音パネルブランド「VERY-Q(ベリーク)」は、多くのプロミュージシャンや楽器演奏を楽しむ方々に導入していただいている実績を活かし、防音対策の新たな形をご提案しております。
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