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防音ラボColumn

2025.08.27

大人から始める方も多い? バイオリンの魅力と選ぶポイント

バイオリンは、美しい音色と表現力の豊かさで世界中から愛され続けている楽器です。
子どもの頃から習うイメージが強いかもしれませんが、近年は大人になってから始める方も増えています「昔から憧れていた」という方や、趣味として新しい世界を広げたい方など、きっかけは様々です。

今回は、初心者の方に向けてバイオリンの魅力や種類、選ぶ際のポイントについて分かりやすくご紹介します。

楽器の女王「バイオリン」の魅力

バイオリンは、繊細で美しい音色から「楽器の女王」とも呼ばれ、多くの人々を魅了している楽器です。チェロやコントラバスなど、同じバイオリン属に属する弦楽器の中で最も小さなボディですが、最も高音域を出す楽器として知られています。
クラシック音楽だけでなく、ポップスやロック、ジャズといった幅広いジャンルで活躍しており、演奏者の感情や表現力が音に直結するため、同じ曲でも人によって全く異なる印象になるのが大きな魅力です。

バイオリンの登場は16世紀初頭とされています。17世紀から18世紀にかけて、イタリア北部のクレモナという地方で、ストラディバリ一族やグァルネリ一族といった著名な製作者が登場し、代々技術が受け継がれてきました。
誕生当初は貴族の宮廷内などで演奏されていましたが、改良を重ねて、音域を増やすとともに音量も出る楽器へと進化していき、より様々な場面で演奏されるようになりました。
ちなみに日本では、明治時代に初めて国産バイオリンが制作されました。

バイオリンはコンパクトなサイズで持ち運びやすく、どこでも気軽に演奏を楽しめる点も魅力のひとつです。ひと昔前は子供の頃から習うイメージが強い楽器でしたが、大人になってから趣味として始める方も多くいらっしゃいます。
初心者でも練習すれば徐々に上達できますので、ぜひ新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

バイオリンの種類と選ぶポイントについて

ここでは、初心者向けにバイオリンを選ぶポイントをいくつかご紹介します。

・サイズを確認する
バイオリンを選ぶ際には、まず自分の体格に合ったサイズを確認することが重要です。サイズが合っていないと、正しい姿勢や指の動きが難しくなり、練習の効果が十分に得られません。
バイオリンのサイズは、4/4、3/4、1/2、1/4、1/8、1/10など分数で表され、大人用バイオリンは基本的にフルサイズの4/4、それ以外は子供や手が小さい人向けになります。
目安としては、4/4サイズは身長145cm以上、144cm以下であれば3/4サイズ以降の身長に合ったバイオリンを選ぶのがおすすめです。
身長だけでなく、腕の長さによってもサイズが変わるため、実際に選ぶ際には楽器店で試奏して確認しましょう。

・素材や音色で選ぶ
楽器の素材や音色を確認することも大切なポイントです。一般的にバイオリンは、ボディの表板はスプルース材、裏板や側板、ネックにメイプル材の木材が使われています。
素材は音色の違いを生み出す大きな要素の一つで、同じ種類の木材であっても、産地や乾燥させた年月などによって木1本1本異なり、価格にも差が出てきます。
初心者向けであれば、10万円前後くらいのもので検討するのがおすすめですが、実際に試奏してみて、心地よく感じる音色を選んでみましょう。

・初心者向けモデル豊富なメーカーで選ぶ
バイオリンは国内外で数多くのメーカーがあります。国内の有名メーカーとしては、日本で初めてバイオリン製造を行った「スズキ」、幅広くモデルを展開している「ヤマハ」、マックコーポレーションのオリジナルブランド「カルロジョルダーノ」などが挙げられ、初心者向けモデルも豊富です。
海外ではドイツの老舗「カールヘフナー」や、イギリスの「ステンター」が初心者向けメーカーとして知られています。

・エレクトリックバイオリン(電子バイオリン)も人気
バイオリンで最も一般的なのは木材で作られた「アコースティックバイオリン」ですが、近年は「エレクトリックバイオリン」も人気を集めています。
アコースティックバイオリンと基本的な扱い方は変わりませんが、音響部に電気回路を用いており、アンプにつなげて演奏することができます。ヘッドホンを使って練習できるので、住宅など外部への騒音が気になる場での練習に用いられています。
また、エフェクターを使えば様々な演奏表現が楽しめますが、音色や音の響き方などがアコースティックバイオリンと異なる点には注意が必要です。

・初心者向けの入門セットもおすすめ
初心者の方には、バイオリンのほかに、音を鳴らすための「弓」や保管のための「ケース」、弓に塗って滑らないようにする「松脂」といった最低限必要なアイテムが一通り揃った「入門セット」もおすすめです。
また、チューニングする際に使う「チューナー」、演奏するときに楽器を安定させるために必要な「肩当て」もあると便利で、ほかにも譜面台やクロスなどを用意しておくとよいでしょう。

このように、バイオリン選びのポイントは様々です。何を選んでいいか分からないという方は、まずは楽器店に足を運び、実際に触ってみて、自分に合ったバイオリンをじっくり探してみましょう。

防音対策を行なって自宅でバイオリン演奏を楽しもう!

バイオリンの魅力や種類、選ぶポイントについてご紹介しました。バイオリンは年齢に関係なく始められ、練習を重ねるほど深い魅力を感じられる楽器です。
まずは一歩踏み出し、楽しいバイオリンライフをスタートしてみてはいかがでしょうか。

そして、初心者の方が楽器を始めるにあたって考えておかねばならないのが、練習場所の確保です。一般的には音楽スタジオやカラオケボックス、楽器演奏可能な公共施設のほか、公園や河川敷などが練習場所によく挙げられます。
また、バイオリンの場合は、先述の「エレクトリックバイオリン」を使用する方法以外には、「消音器」という専用のアイテムを使えば、自宅でも演奏が可能になります。

しかし、あくまで音を軽減するものなので、効果は完全ではありません。
そのため「近隣からの苦情が心配」という方や、「周囲を気にせず演奏したい!」という方には、自宅に防音室を導入して本格的に防音対策するのがおすすめです。
予算やスペースが必要となりますが、防音室があればスタジオを借りる必要もなく、いつでも好きな時に楽器演奏を楽しむことができますよ。

さらに、最近ではバイオリンの演奏をスマートフォンのアプリや、ポータブルレコーダーを使用して録音するという方も多く、「ゆくゆくは自宅で録音したい」という場合は防音対策が非常に重要になります。
自宅で録音する場合は、音を鳴らす際に発生する部屋の反響音をマイクが拾ってしまったり、周りの雑音が入ったりしてしまうと音質にも大きく左右するので、クオリティが高い作品作りを行うためにも、防音室の導入を視野に入れておきましょう。

楽器演奏以外にも、例えばWeb会議やゲーム、オンラインレッスンなど、仕事や趣味の多種多様な場面で活用できるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

宮地楽器が提供する吸音・消音性抜群の簡易防音室・防音パネルブランド「VERY-Q(ベリーク)」は、多くのプロミュージシャンや楽器演奏を楽しむ方々に導入していただいている実績を活かし、防音対策の新たな形をご提案しております。
防音ボックスや吸音パネルなど、防音対策に便利な製品を多数扱っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

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