labo-detail

防音ラボColumn

2026.03.25

防音性が高い賃貸物件を見つけるコツや騒音対策

マンションやアパートといった集合住宅に住む上で、多くの人が気にするポイントの一つが「騒音」です。実際に暮らし始めてから足音などの生活音や、外からの騒音が気になる場面は少なくありません。

そこで今回は、防音性が高い賃貸物件を見つけるポイントや、入居後に取り入れやすい騒音対策について、分かりやすくご紹介します。

防音性が高い建物の特徴について

防音性が高い住環境を求める場合、まずは建物の構造に注目しましょう。
建材や重量、壁や床の厚さなどが遮音性能に影響するため、物件選びの際には特徴の違いを理解しておくとスムーズです。

・建物の構造
建物の防音性は構造によってある程度判断することができます。一般的に防音性が高いとされているのは、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の建物です。
これらは建材にコンクリートを多く使用しているため、構造が重く、振動が伝わりにくい特徴があり、木造に比べて防音性能が高いとされています。
また、コンクリートは木造よりも壁や床が厚くなるため、隣の部屋や上下階の生活音が比較的聞こえにくくなります。

一方、木造や鉄骨造の建物は、構造が比較的軽く、振動が伝わりやすい傾向があります。
木造アパートでは床や壁を通して足音や物音が響きやすく、隣室の生活音が聞こえる場合もあります。鉄骨造は木造に比べて頑丈ではありますが、防音性についてはそれほど変わりません。

・壁や床の厚さ
防音性が高い物件を探す際には、先述の通り壁や床の厚さも重要です。薄いと隣の部屋や外に音が伝わりやすいため、壁は15~18cm以上、床は15~20cm以上の厚さを目安にするのがおすすめです。
防音性が高いとされる鉄筋コンクリート造の壁や床の厚さは、一般的に15〜20cmほどになります。
一方、木造の場合は壁が13〜15cmほど、床は15〜20cmほどの厚みになります。同じくらいの厚みであっても、素材による防音性の違いに差があるため、鉄筋コンクリート造には劣ります。

・床材の床衝撃音低減性能の高低等級ΔL(デルタエル)等級
防音性能を判断する目安として「ΔL(デルタエル)等級」という指標があります。一般的に床を通して伝わる衝撃音の防音レベルを表すΔL(デルタエル)等級が用いられ、数値(1〜5)が大きいほど高性能であり、軽量床衝撃音(ΔLL)と重量床衝撃音(ΔLH)の2種類があります。

・窓ガラスについて
壁や床だけでなく、窓の仕様も防音性に大きく影響します。
特に交通量の多い道路沿いや、線路の近くなどの立地条件で、防音性を意識している物件では窓に「二重サッシ」が採用されているところもあります。
二重サッシは外窓と内窓の二重構造にした設備であり、窓と窓の間に空気の層ができるため、外からの音が室内へ伝わりにくくなります。また、断熱性が高いのも大きな特徴です。

騒音が少ない賃貸物件を見つけるポイント

静かな暮らしを実現するためには、部屋の位置や間取り、周辺環境などを総合的に確認しながら物件を選ぶと、騒音が少ない住まいを見つけやすくなります。

・部屋の位置
まずは部屋の位置に注目しましょう。例えば角部屋は隣接する住戸が少ないため、隣室から伝わるテレビの音や、話し声といった生活音の影響を受けにくくなります。
また、最上階の部屋であれば、上階からの歩行音や家具の移動音などの生活音が気にならずに済みます。道路や駐車場からのエンジン音やアイドリング音が届きにくい点もメリットでしょう。
さらに、1階の部屋は自室の生活音が下階へ伝わる心配がなくなるので、小さな子どもがいる世帯などにおすすめです。

・隣接する部屋の間取り
物件探しの際は、隣に住んでいる人の部屋も含めた間取りを確認することが大切です。
例えば、自宅の寝室の隣が相手のリビングやテレビを置く部屋になっている場合、話し声やテレビの音が伝わりやすくなるおそれがあります。
一方で、隣接しているのが収納スペースやキッチン、浴室であれば、騒音トラブルの可能性が低くなります。
間取り図を確認しながら部屋の配置を把握しておくと、騒音リスクを予測しやすくなるでしょう。

・周辺環境
周辺環境の確認も重要なポイントです。交通量の多い道路や線路の近くでは、車や電車の走行音が響きやすく、居酒屋などの飲食店が多いエリアでは夜遅くまで人の声が聞こえる場合もあります。
地図アプリやストリートビューを活用し、物件周辺の施設や道路状況を事前に調べておくと安心です。

内見時にチェックすべき防音ポイント

防音性が高い賃貸物件を選ぶ際は、内見の際に以下のポイントを確認しておくとより判断しやすくなります。

・部屋の中央で手を叩いてみる
部屋の中央で軽く手を叩いてみましょう。音の響き方で防音性を確認できます。
手を叩いた音が反響する場合は、壁や床が音を跳ね返しているため、隣室まで抜けず防音性が高いということになります。
逆に音が反響しない場合は、そのまま外部に抜けてしまっていると考えられるため、防音性が低い可能性があります。

・壁を軽く叩いてみる
壁を軽くノックする程度に叩いて音を確認すると、壁の構造をある程度イメージできます。
叩いたときに重く詰まったような音がする場合は、コンクリート壁の可能性が高く、防音性も高い傾向があります。
一方で、空洞のような軽い音がする場合、石膏ボードなどの比較的薄い壁で音が通りやすい可能性があります。ただし、コンクリート壁の表面に石膏ボードが貼り付けられている場合もあるので、管理会社などに確認してみましょう。

・共用部分の張り紙をチェック
建物の掲示板やエントランスの張り紙も確認しておくと参考になります。
例えば、「騒音にご注意ください」や「足音に関する苦情」といった注意書きが掲示されている場合、騒音トラブルが発生しやすい建物である可能性があります。
掲示物の内容から、建物の管理状況や住民同士のトラブル傾向をある程度読み取れるでしょう。

入居後にできる騒音対策について

入居後でも、対策すれば生活音や外部からの騒音をある程度軽減できます。ここでは代表的な3つの方法をご紹介します。

1.床の防音
床から伝わる音への対策として、防音マットやカーペットの活用が効果的です。
特にフローリングの部屋では、足音や椅子を引く音などが響きやすいため注意が必要で、床の全面に敷くことで階下に伝わる音を抑えられます。
小さな子どもがいる場合は、万が一転倒してしまった時のクッションにもなるのでおすすめです。

2.壁の防音
壁の防音対策は、手軽にできるものとしては隣室に接する壁側に本棚やタンスなどを置く方法があります。壁に家具を置くことで、自室からの騒音をある程度防ぐ効果が期待できます。
また、市販の吸音ボードを設置する方法も効果的です。

3.窓の防音
騒音や音漏れを防ぐには窓を必ず閉めるのは基本ですが、さらに音を遮る加工がされた「防音カーテン」を使用するのもおすすめです。屋外からの騒音や、室内からの音漏れを軽減する効果があります。

自分に合った物件で落ち着いた毎日を

騒音の感じ方は人それぞれですが、物件の選び方や日常の工夫によって快適さは大きく変わります。ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にして、落ち着いた毎日を過ごせる住まいを見つけていきましょう。

そして、何より忘れてはならないのは、近隣の方と良好な関係を築くことです。お互いに気遣いながら暮らせば、トラブル発生防止につながるでしょう。
特に夜間や早朝は、家電の使用、話し声や足音などに注意し、周囲に配慮した暮らしを心がけることが、不要なトラブルを防ぐポイントです。

また、例えば楽器演奏やゲーム、オンラインレッスンを自宅でよく行っている、もしくはこれから始めようとお考えの方には、周囲への騒音対策として「防音室」といった防音アイテムを導入するのもおすすめです。ぜひ検討してみてください。

宮地楽器が提供する吸音・消音性抜群の簡易防音室・防音パネルブランド「VERY-Q(ベリーク)」は、一般企業の方々や、楽器演奏などを楽しむ方々に導入していただいている実績を活かし、防音対策の新たな形をご提案しております。
防音ボックスや吸音パネルなど、防音対策に便利な製品を多数扱っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

labo-detail

What is VERY-Q?

簡易アナブースを目的として作られたのがVERY-Qの始まりです。
吸音性が非常に高く、プロの現場でも使用可能なハイクオリティな性能が最大の特徴。

さらに、自在に組み合わせを行うことであらゆる場面で音響コントロールを可能な
画期的な簡易 防音・吸音(消音)パネルシステムながら、工具を使用しなくても、
専用マジックテープで簡単に組立、設置、解体、移動が可能のため
高性能な防音スペースを大掛かりな工事は不要で実現できます。

人気キーワード

RECOMMENDおすすめ記事をご紹介

ショールームのご案内

ショールームのご案内

VERY-Q製品を実際にご体感いただける
ショールームは「予約制」です。
ご来場ご希望の際には、
お電話またはメールにてご連絡ください。

Contact

VERY-Qに関するお問合せ・資料請求は
こちらからお気軽にどうぞ。

お問合せ・資料請求