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防音ラボColumn

2022.02.14

人気の防音賃貸物件! 防音リフォームにかかる費用はどれほど?

築浅、バス・トイレ別、浴室乾燥機など、空室知らずの賃貸マンション・アパートにはそれぞれアピールポイントがありますが、防音性の高さもその一つ。
いわゆる「音楽マンション」「ミュージション」といった防音物件は音楽専攻の学生やプロのミュージシャン、動画制作者といった音を出す機会の多い方からの需要が非常に高く、最近では防音賃貸物件を専門に取り扱う情報サイトまで登場しています。

需要が高く高収益が期待できる防音物件 リフォームにかかる費用は?

どうしても狭くなりがちな日本の住宅において、騒音問題に発展する音漏れをどう防ぐかは長年の課題でした。しかし、防音設備が整っている物件は今現在も足りていません。
つまり、防音物件は需要より数が少ないという希少性を持っているため、比較的高い家賃設定であっても入居希望者が殺到する可能性があるのです。
したがって、所有物件で高収益を狙うマンションやアパートのオーナーさんにとって、物件を防音仕様にすることは非常に有益だと言えるでしょう。

しかし気になるのは防音リフォームにかかる費用。
不動産経営には思い切った設備投資が必要になることがありますが、比例して金額もそれなりになるため、慎重に判断したいもの。
では実際、防音リフォームにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

・防音室の設置
まずご紹介するのは防音室の設置です。物件内の一部屋を防音室としてリフォームする場合は大掛かりな工事になるため、費用が高額になる傾向があります。
具体的には4畳~6畳で200万円~300万円程度。
3点ユニットバスを分離してそれぞれ独立させるリフォームの費用は概ね100万円~150万円ですから、「果たして防音に数百万円をかける価値はあるのか?」と疑問を抱くオーナーさんがいらっしゃるかもしれません。
しかし、防音室は防音・吸音効果が非常に高く、自宅での演奏練習が必須の音大生やミュージシャンには人気があります。

・壁のリフォーム
物件を丸ごと防音にする場合は、音がぶつかる「面」である壁の防音リフォームが必要です。
この場合、壁の中に吸音材を入れる方法では6畳で30万円〜50万円、壁の外側に吸音シート・遮音シートを貼る方法では20万円前後であることが多いでしょう。

・窓のリフォーム
窓も防音リフォームの対象になり、費用は窓1つにつき10万円~20万円前後です。
この場合は内窓を設置して二重窓にすることで音漏れを可能な限り防ぐという方法になりますが、内窓でスペースを取る分、室内は若干狭くなるデメリットがあります。
なお、使用するガラスは重く部厚いガラスであることが望ましいです。

・換気扇・換気口
外部へ通じる部分である換気扇や換気口も忘れてはなりません。
これらの防音リフォーム費用は、換気口1つで1万円~5万円、換気扇(防音タイプに交換する場合)で10万円~30万円ほど。
見落とされがちな箇所ですが、この部分が防音されていなければかなり音漏れしてしまいます。

・床
最後に床です。特にドラム演奏の際はペダルを踏むため階下に音や振動が伝わりやすいので、床にもしっかり防音対策を行いたいところ。
費用は防音効果のある床への張り替えで20万円前後(6畳の場合)、もう一枚床を重ねる方法についても同じ程度の金額になるでしょう。
もっと安く済ませたい場合は床に防音マットを敷く手もあります。

以上が防音リフォームにかかる費用の箇所別相場ですが、24時間楽器演奏可能な物件にしたい場合はリフォーム箇所を多くして、徹底的に音漏れを防がなくてはなりません。
すると、リフォーム費用はやはり100万円を優に超えてしまうと考えた方が良いでしょう。

防音物件にするメリット

一般的に、防音リフォームにかかる費用は高額です。
しかし、費用をかけた分、音大生やミュージシャンの入居希望者を集められる以外に、次のようなメリットもあるのです。

・意外にも入居者ターゲットが広い
「音を気にする層」といえば、小さな子どもがいるファミリー層です。
防音物件は幼児の泣き声や足音などが原因で近所・隣人から苦情を受けたことがあるご家庭に高いニーズがあり、引っ越し先探しでは防音物件である点を重視している方が大勢いらっしゃいます。
また、昨今のリモートワーク増加の傾向を受け、静かな環境で仕事ができる部屋を探している方も急増しており、防音物件は意外にもターゲットにできる層が広いのです。

・保温性がある
防音リフォームを行うと部屋を囲う壁や床、窓が厚くなるため保温性が高くなります。学校の音楽室にいつも温かい空気が流れているのはこのためです。
寒さが苦手な入居者希望の方にはこの点をお伝えしておくと、物件の良さをうまくアピールできるでしょう。

・騒音トラブル対応がなくなる可能性も!
マンション・アパートのオーナーさんにとって入居者同士のトラブル対応は正直、面倒なものですが、防音物件にすることで必然的に騒音トラブルは減ります。
また、騒音トラブルによる退去予防にもなるでしょう。このように、防音物件は間接的な空室対策にもなるのです。

高額になりがちな防音リフォーム 費用を安く抑える方法はある?

「騒音、音漏れ対策のためだけに100万円を超える投資はいかがなものか……」。
いかなる場合であっても設備投資には慎重な判断が必要になるため、オーナーさんを取り巻く状況によってはなかなか着手できないのが実際のところではないでしょうか。
ですが、やり方によっては費用を抑えて防音仕様にできる場合があります。
そこで登場するのがVERY-Q(ベリーク)です。

VERY-Q(ベリーク)とは?
VERY-Qとは、宮地楽器が提供する吸音・消音性抜群の簡易防音室・防音パネルブランドです。
主な利用者はプロミュージシャンやピアノ教室、声優事務所のほか、サーバーの駆動音が気になる一般企業など。

VERY-Qを導入すれば防音対策費用は大幅にダウン!
VERY-Qの簡易防音室を物件付属の設備として導入すれば、壁や窓のリフォームをしなくてもしっかり防音効果を発揮してくれます。
また、一室全体を防音仕様にしたい場合は壁に設置できるパネルタイプで対応可能です。
気になる費用ですが、従来の防音リフォームと比べれば約半分以下、場合によってはそれ以上コストダウンできることもあるでしょう。
もちろん、導入する数や製品のサイズにもよりますが、防音のためにフルリフォームするより安く抑えられることは確かです。

・防音リフォームと併せれば防音効果はさらにアップ!
とはいえ、VERY-Qは音を100%カットできるものではありません。
24時間演奏可能で防音を極めた物件を目指す場合はVERY-Qを導入しつつ、換気口や窓などの一部を防音仕様にすれば防音効果はさらにアップしますし、リフォームは一部で済むので費用の節約にもなります。

・布製品だから工事不要
また、VERY-Qは設置工事不要の布製品で持ち運びが簡単なので、「お部屋の模様替えがしたい」という場合でも自分で移動することができます。
これは工事で物件を傷つけたくないオーナーさんにも、うれしいポイントでしょう。

所有物件が芸術系学校の周辺にあれば設備投資のチャンス!

防音物件の稼働率は9割を超えているといいます。
音楽大学や専門学校の周辺に物件を所有しているオーナーさんは、今回ご紹介したVERY-Qの導入をはじめとする防音対策を検討してみてはいかがでしょうか。

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What is VERY-Q?

簡易アナブースを目的として作られたのがVERY-Qの始まりです。
吸音性が非常に高く、プロの現場でも使用可能なハイクオリティな性能が最大の特徴。

さらに、自在に組み合わせを行うことであらゆる場面で音響コントロールを可能な
画期的な簡易 防音・吸音(消音)パネルシステムながら、工具を使用しなくても、
専用マジックテープで簡単に組立、設置、解体、移動が可能のため
高性能な防音スペースを大掛かりな工事は不要で実現できます。

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