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防音ラボColumn

2022.02.14

熱い応援で苦情殺到?! 「スポーツ観戦可」の店舗にするならしっかり防音対策を!

応援の熱気と興奮で盛り上がるスポーツ観戦。活気あふれる場では必然的に人々の積極的な交流が生まれ、食事やお酒を楽しむ機会も多くなります。
このような場の代表的な例が、サッカーや野球の試合を見て応援しながら飲食を楽しめるスポーツ観戦可の飲食店です。

スポーツ観戦を楽しめるのはもちろんのこと、「活気ある場の雰囲気が好き」「同じスポーツ好きとの出会いを期待できる」との理由で20代~40代を中心に利用者が増えています。
そのため、店舗を「スポーツ観戦可」として集客に成功すれば大きな収益が見込める可能性がありますが、店舗から発生する騒音に対しては徹底的な対策が必要です。

人気の「スポーツ観戦可」の店舗が増加傾向に!

情報技術が高度に発達している現在では自宅でスポーツ観戦できることが多いものの、スポーツバーに集まる人々はあえて外出して観戦するのですから、やはり「興奮と感動は他者と分かち合ってこそ」という気持ちを持つ方が今も昔も多いのかもしれません。

最近ではスポーツバーの店舗数も増えており、この流れを受けて一般的なダイニングバーからスポーツバーへの業態転換を検討し始めるパターンも同じように増加傾向にあります。
外食産業自体は90年代後半を境に縮小傾向にありますが、このような転換を行えば消費意欲のある客層を引き込むチャンスになりますし、スポーツバーとは言わないまでも、スポーツ観戦可の飲食店とすることで他店との差別化を図ることもできるでしょう。

以前からレストランや居酒屋にエンターテインメントの要素を組み合わせる業態はありました。カラオケバーやジャズバーなどがこれに該当しますね。

「うるさい!」と苦情多発! スポーツ観戦可店舗の騒音リスクが高い理由

スポーツ観戦も音楽と負けず劣らず、多くの人々を魅了するエンターテインメントであり、スポーツ界が盛り上がればスポーツ観戦可能な飲食店はこれからもっと増える可能性があります。

しかし、スポーツ観戦可とした場合、騒音が発生して近隣トラブルに発展する可能性が高い点は否定できません。
トップクラス級の人気を誇る野球やサッカーといった競技では応援で声を張るファンが多いですし、得点・失点の度に出る大きな落胆の声はスポーツ観戦の定番です。そこに、気を大きくさせる飲酒行為が加わるのですから、店内で発生する音が外部に漏れればほぼ確実に騒音となります。

実際、「近所にスポーツバーができてから夜うるさくて仕方がない」といった苦情は非常に多く、時間帯によっては警察に通報されてしまうことも。
店舗の繁盛はご近所との友好的な関係あってこそ成立するものであり、これなしでは長期的な経営は難しいでしょう。
スポーツ観戦を新しいサービスとして導入したい店舗にとって、騒音問題は悩みの種です。

「スポーツ観戦可」の店舗にするとどれほどの騒音が発生するのか?

それでは実際、スポーツ観戦可とするとどれほどの騒音が発生するのでしょうか。

専門家の調査によれば、スポーツバーで出される音量は平均70デシベルに及ぶといいます。この数字は掃除機の音やセミの鳴き声を間近で聞くのと同じレベルですから、結構な音量になることがわかります。

歓声が上がれば100~110デシベル以上(車のクラクションが鳴る、電車通過時にガード下にいるときの騒音レベル)にも!
一般的には80~90デシベル程度で「我慢できないほどうるさい!」と感じるレベルに達するため、スポーツ観戦可とする場合はしっかりとした防音対策が必須です。

「スポーツ観戦可」の店舗が実施すべき防音対策

防音しつつ、スポーツ観戦可の店舗として営業する場合、次のような防音対策を取ることになるでしょう。

・防音工事を行う
窓を二重・三重窓にしたり、内壁や床に吸音・遮音材を使って音漏れしにくくしたりする工事は防音対策の基本です。
費用は店舗の規模にもよりますが、最低でも200万円以上になることが多く、工事中は閉店しなければならない場合もあります。
したがって、経営状態が芳しくない店舗にとって、防音工事は勇気の要る設備投資になるでしょう。

・防音の居抜き物件を探す
これから出店する、または店舗移転を機にスポーツ観戦を導入する場合は最初から防音仕様になっている居抜き物件を探すという手もあります。
あくまで「希望する立地・設備が整った物件が見つかれば」の話になりますが、偶然にもそのような物件に出会えた場合は防音対策にかかる費用もかなり抑えられますし、出費ゼロで済むこともあるでしょう。
しかし、それなりに繁盛している店舗が移転する場合、常連客の足が遠のく原因になりかねないため、防音工事を実施するのと同様に思い切った決断が必要になるかもしれません。

以上から、どちらの場合であっても店舗の形態や今までの売り上げ、地域における需要などを慎重に検討し、出店または業態転換したいものです。

「防音工事+防音システム」なら工事費用を抑えられることも

防音工事や防音の居抜き物件への移転、どちらにもそれなりのリスクがつきまといますが、売り上げ減少を避けるなら、今の店舗に防音対策を施す方が賢明でしょう。

問題は「高額な防音工事をどうするか」ですが、このような場合は防音システムを設置し、工事はごく基本的な防音施工のみで済ませて工事費用を抑えることも可能です。
具体的にどのような工事内容になるかは工務店との話し合い次第になりますが、「防音システムを利用する予定であること」と「工事の予算限度額」を伝えれば最適な工事内容の提案が受けられるでしょう。

なお、ここでいう防音システムとは、たとえば宮地楽器の「VERY-Q」(ベリーク)シリーズが挙げられます。

・「VERY-Q」とは?
「VERY-Q」(ベリーク)は、宮地楽器が提供する吸音・防音ブースセット・パネルシステムです。
その吸音・消音性の高さから登場以来、愛用者を増やしてきた話題の防音システムで、2020年にはテレビ朝日の人気長寿番組「タモリ倶楽部」にて紹介されました。

・どのような「音」にも幅広く対応
一般家庭や劇場での音楽演奏の音漏れ、企業や大学研究室の機械稼働音など、幅広いジャンルの「音」に対応しており、どのような音でも余計な反響音をしっかり吸収する防音クオリティの高さは、導入している法人の多様さで証明されています。

・環境に合わせて特注オーダーも可能
VERY-Qは導入先の環境に合わせて吸音・防音ブースセットまたはパネルを特注オーダーすることもできます。
たとえば、サーバーの駆動音対策でVERY-Qの導入を検討していた企業では、サーバールームに合わせた特注パネルオーダー。その結果、満足度の高い騒音対策が実現できています。

・大掛かりな工事は不要 難燃加工で安心!
VERY-Qは布製であり、設置に大掛かりな工事は不要です。そのため、工事中の閉店で売り上げが大幅に落ちる心配はありませんし、難燃加工済みなので喫煙スペースを設ける場合にも安心です。

スポーツ観戦可の店舗の出店、または業態転換を検討している方はぜひ、このような防音システムの導入を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

営業騒音による近隣トラブル・条例違反を防いで意義のある設備投資を!

スポーツバーや居酒屋、カラオケバーからの音漏れは営業騒音と呼ばれ、地域によっては条例で規制されています。
これに違反すると処罰されることもあるため、スポーツ観戦で店舗を盛り上げたいと考えている場合は後々大きな騒音トラブルが起きないよう、防音対策についてしっかり調査・検討したうえで、意義のある設備投資をしたいものです。

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What is VERY-Q?

簡易アナブースを目的として作られたのがVERY-Qの始まりです。
吸音性が非常に高く、プロの現場でも使用可能なハイクオリティな性能が最大の特徴。

さらに、自在に組み合わせを行うことであらゆる場面で音響コントロールを可能な
画期的な簡易 防音・吸音(消音)パネルシステムながら、工具を使用しなくても、
専用マジックテープで簡単に組立、設置、解体、移動が可能のため
高性能な防音スペースを大掛かりな工事は不要で実現できます。

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