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防音ラボColumn

2022.10.28

集合住宅の浴室は騒音につながりやすい? 基本的なマナーや防音対策について

マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの方は、近隣の迷惑にならないよう日常生活における騒音について強く意識しているのではないでしょうか?

日常生活の騒音は様々ですが、今回は浴室で発生する騒音についての基本的なマナーや防音対策をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

集合住宅で入浴する適切な時間帯は?

お風呂に入る時間帯は、生活リズムによって異なりますが、他の住人の迷惑にならないよう、一般的には24時までに入浴を済ませることが望ましいとされています。

浴室は何気ない行動でも音が他の部屋に伝わり、日中は気にならない音でも早朝や深夜などは思った以上に大きな音に感じられます。
建物の構造によってはお風呂で発生する音が大きく、他の住人の睡眠の妨げにつながることもあります。

入浴時に気をつけたい音や行動

次に入浴時に浴室で発生する音や、音が発生しやすい行動をみていきましょう。

・入浴時に発生する主な音

1.シャワーの音
まずは「シャワーの音」ですが、シャワーから出るお湯の勢いが強いと床に当たる音も大きくなりがちです。

2.排水口の水が流れる音
「排水時に発生する音」も意外と大きく、隣接する部屋には伝わります。

3.給湯器の運転音
「給湯器」は物理的には気をつけようがないので、入浴を早めの時間に済ませましょう。

・浴室で大きな音が発生しやすい行動

1.ドアの開閉音
浴室のドアの開閉音は他の部屋にも聞こえやすく、勢いよく閉めると大きな音になるので、ゆっくり閉めるようにしましょう。
無意識のうちに勢いよく開け閉めしてしまわないように注意が必要です。

2.鼻歌
日中はあまり気にならないかもしれませんが、早朝や深夜など周囲が静かなときは気になるでしょう。
トラブルを避けるためにも、深夜や早朝には小さな声でも歌うことはやめましょう。

3.椅子の動く音
浴室内の椅子は大きな音を出しやすいものです。
椅子を移動させる際に引きずってしまうと、ドタバタとした音が階下に響いてしまいます。

深夜に入浴するときは椅子を慎重に扱うか、脚にゴムキャップをつけるとよいでしょう。
ゴムキャップは100円ショップで購入できます。

早朝・深夜の入浴で気をつけたいポイント

入浴は24時までに済ませるのがマナーであると述べましたが、残業や飲み会などで帰宅が遅くなり、やむを得ず早朝や深夜に入浴するケースもあるでしょう。
ここでは、早朝や深夜の入浴での騒音が出ないようにする対をご紹介します。

1.シャワーを短めに浴びる
早朝や深夜にお風呂に入るときは、シャワーを長時間使わないようにしましょう。
シャワーの音が反響して周りの住人の迷惑になる可能性が高く、水が出る音の他に、水が床や壁に当たる音や、排水溝に水が流れる音がします。

他の住人のためにも、入浴はできるだけ早朝や深夜には行わずシャワーにし、さらに浴びる時間を短くすることをおすすめします。
また、シャワーを出しっぱなしにすることは騒音のリスクが高いため、使用しないときはこまめに水を止めるなどの対策をしましょう。

2.蛇口を丁寧に閉める
シャワーを使い終わると、特に意識せずに蛇口を閉めがちですが、ゆっくりと丁寧に蛇口を閉めましょう。
あまり早く水を止めると、衝撃音がすることがあります。
この衝撃音は、水道管内の圧力によって発生するもので、特に古い建物ではこの音が大きくなる傾向があります。

3.浴槽のお湯を抜かない
さらに気をつけたいのは、早朝や深夜に浴槽の残り湯を抜かないことです。
浴槽の水を抜く音は排水口から下の床に響きやすく、お湯を流すときのゴボゴボという音が長時間続くと気になってしまいます。

他の住人がまだ起きている時間帯であれば問題にはならないので、お湯を抜くのは迷惑にならない時間帯にするのがよいでしょう。
ただ、浴室内の湿度が上がるとカビの発生につながることがあるため、カビのチェックは怠らないようにしましょう。

浴室自体を防音対策する方法も

浴室の防音対策としては、まずはやはり夜中の入浴は避けた方が無難で、入浴時間は他の住人が起きている時間帯にずらすなどの対策が手っ取り早いです。仕事や職場の状況によっては時間帯の調整は難しいかもしれませんが、前述したように深夜や早朝に入浴する場合は細心の注意を払いましょう。

その他には、浴室で活用できる騒音低減方法を導入することもおすすめします。
きちんと対策をすれば浴室での生活音はかなり緩和されますので、その対策をご紹介します。

1.床にマットを敷く
浴室用のマットは、床に伝わる足音や椅子の引きずり音などを吸収して和らげてくれます。
バスマットを有効活用すれば防音効果だけでなく、足元の気持ちよさも体感できるので、気に入ったものを選んでみてください。
ただし、マットを敷いたままにしておくと、カビが生える原因になるので、定期的に掃除するようにしましょう。

2.シャワーの水圧を弱くする
シャワーの水圧を弱めることも防音対策のひとつで、水圧を下げることでシャワーが壁や床に当たる音を小さくすることができます。
また、静音タイプのシャワーヘッドに変更するのも効果的です。

3.窓に防音シートを貼る
浴室に窓がある場合、窓に防音シートを貼ることをおすすめします。
これだけでも外に漏れる音を軽減することが期待できます。

4.ドアに消音テープを貼る
騒音対策に最適といわれているのが、「消音テープ」と呼ばれるものを使用した対策です。
消音テープはクッション材の役割を果たし、ドアの開閉時の衝撃を吸収してくれる優れもので、ドアに消音テープを貼ることで音を軽減します。
100円ショップやホームセンターで簡単に手に入りますので、浴室に限らずドアの開閉で発生する音を防ぐために、ぜひ導入することをおすすめします。

ドライヤーの音も騒音になり得る?!

お風呂上りにきちんと髪を乾かすために欠かせないドライヤー。
しかし、集合住宅でドライヤーを使用すると騒音になってしまうことがあるため、こちらも深夜や早朝の使用は悩ましいところです。

そのため、可能であれば「静音モード」がついているドライヤーをなるべく使うことをおすすめします。
静音モードは機能として一般的になりつつあるため、そこまで高価なものでなくても付帯していることが多く、特に深夜や早朝に入浴することが多い方にとっては非常に頼もしい機能です。
もしも静音モードがついていないドライヤーを使っている場合は、買い替えを検討しても良いでしょう。

入浴する際は近隣への配慮を大切に

集合住宅で深夜や早朝に入浴する際の基本的なマナーや、防音対策についてご紹介しました。
他の住人と良好な関係を築くためにも不要な騒音トラブルはなるべく防ぎたいものです。ただ、他の部屋の住人も当然お風呂を使っているため、常識的に使っていればクレームを受けることは滅多にありません。

騒音が少なくなれば、お互いにきっと快適に過ごすことができるはずです。
やむをえず深夜や早朝に入浴する際は、トラブルを回避するためにも今回ご紹介した対策をぜひ試してみて下さいね!

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