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防音ラボColumn

2023.08.25

防音対策も忘れずに! ピアノの選び方や初心者向け練習方法

ピアノはクラシックやジャズなど、あらゆるジャンルの音楽を奏でることが可能で、一人で完結する楽器として魅力があります。
その魅力に惹かれ、新たな趣味や自己表現の手段として大人になってから始める方も多いものです。
一方でピアノは、選び方から演奏の仕方、練習法、防音対策まで、多くの情報と知識を必要とします。

今回はこれからピアノを始める方へ、ピアノ選びのポイントや基本的な練習法、初心者が陥りがちな悩みの解消法をご紹介します。

ピアノの種類と選ぶポイント

ピアノを選ぶ際に初心者が気をつけるべき点は、自身の演奏スタイル、予算、生活環境に適したものを選ぶことです。

・グランドピアノ
グランドピアノは、大きな響板と精密なメカニズムにより、絶妙な音色と豊かな表現力を持つことで知られています。
特に音の広がりや深み、音色の細部までの表現力では他の種類のピアノを凌駕します。
しかし、十分なスペースと予算、そして日々のメンテナンスが必要なため、初心者にはやや難しい選択肢でしょう。

・アップライトピアノ
アップライトピアノは、垂直に配置された弦と響板を持つため、グランドピアノと比べて省スペースです。
音色の豊かさは劣るものの、家庭での使用に最適でリビングルームや寝室にも十分に収まるサイズです。
スペースを気にせず、生の音に触れられるアップライトピアノは、初心者にとっておすすめの選択肢といえるでしょう。

・電子ピアノ
電子ピアノも、比較的手頃な価格でコンパクトなサイズ、そしてメンテナンスの容易さから、初心者の方におすすめです。
音量調節やヘッドフォンでの練習が可能なため、住環境による演奏の制約を受けにくいという利点もあります。
また、様々な種類の音色やリズムパターンが内蔵されているものもあり、演奏の幅を広げてくれます。

そのほかにもエレクトリックピアノ、ハイブリッドピアノなどがありますが、各種類のピアノが持つ特性とその利点、欠点を理解した上で、自身のニーズと環境を考慮して選びましょう。
また、可能であれば実際にいくつかのピアノを試奏してみることをおすすめします。実際に感触や音色を体験することで、最適なピアノを見つけることができるでしょう。

基本的なピアノ練習法や上達のポイント

ピアノ練習は、他の楽器と同様に基本的なスキルからはじめ、徐々に高度なテクニックに進んでいくことで豊かな表現や音楽を生み出すことができるようになります。
初心者がピアノを上達させるためには、以下の点に注目して練習を行うことが大切です。

・基本的なスキルの習得
ピアノの練習は、まず基本的なスキルの習得から始まります。
これには鍵盤の名前と配置、基本的な音符の読み方、指の位置と動きなどがあります。
鍵盤は白鍵と黒鍵で構成されており、白鍵は音階の「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」に対応し、黒鍵はそれぞれの音の半音上を表現します。
鍵盤の配置とそれぞれの鍵の名前を理解することが最初の一歩です。
音符を読む能力は、楽譜を理解して演奏をするための基本的なスキルで、正しい指の位置と動きは、スムーズな演奏と技術の向上のために重要です。

・メトロノームを使用する
リズムとタイミングは音楽を形成する基本的な要素です。
メトロノームは、定期的な間隔でクリック音を出す機器で、演奏のリズムとタイミングを練習するために有用なツールです。
最初はゆっくりとしたテンポから始め、徐々に上げていくことで正確なリズム感を身につけることができます。

・楽譜を読む練習
ピアノの練習において楽譜を読む能力は必須で、初めは簡単なものから始めて徐々に複雑なものに進んでいきます。
楽譜を読むことで音楽の構造を理解し、演奏をする能力を身につけることができます。

・繰り返し練習と演奏確認
練習は繰り返し行うことが重要です。
新しいスキルを習得したら、それを何度も練習して身体に覚えさせます。
また自身の演奏を録音して聴き直すことで、改善点を見つけることができます。
上級演奏者に演奏をチェックしてもらうとより良いでしょう。自身では気づかないポイントや演奏の幅を広げるような意見をもらえることも期待できます。

上記のような基本的な方法を実践し、自身のペースでコツコツと練習を続けることで少しずつ上達していきます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、初心者向けオンライン講座やDVD教材、YouTube動画なども数多く存在しているので、それらを参考にしながら練習を進めるのも一つの手です。

ピアノを始めて陥りがちな悩みと解決策

ピアノを学び始めると、様々な悩みや課題に直面することがあります。
ここでは初心者がよく経験する問題と、それらを克服するための解決策をいくつかご紹介します。

・練習の継続が難しい
学び始めるときの情熱が薄れてしまい、練習を続けるのが難しくなることがあります。また一日に何時間も練習しようとすると、すぐに疲れてしまう可能性があります。
解決策としては、まずは短い時間でも毎日続けることを目指し、例えば1日15分間だけ練習するなどという目標を立てると良いでしょう。
「特定の曲を弾けるようになりたい」「親しい人に演奏を披露したい」などのリアルな目標を設定することで、練習に対するモチベーションを保つことができます。

・進歩が見られない
始めたての頃は自身の演奏スキルが思うように向上せず、フラストレーションを感じることがあります。
この場合は自分に対して優しく、辛抱強くあることが大切です。ピアノのスキルは一晩で身につくものではありません。
定期的に自分の演奏を録音し、過去の録音と比較してみることで、自身がどのくらい成長したかを確認することができます。

・複数の手指をコントロールするのが難しい
右手と左手、または異なる指を同時に操作することは、初心者にとって大きな挑戦です。
もし難しい場合は、小さなセクションに分割して練習してみましょう。
右手のパートと左手のパートを別々に練習し、それぞれが自信を持って演奏できるようになったら、両手を一緒に練習します。
スローテンポから始めて徐々に速度を上げていきましょう。

・楽譜の読み方が分からない
音符、リズム、記号など、楽譜を読むために学ばなければならないことはたくさんあります。
楽譜を読むことは新しい言語を学ぶことに似ています。
基本的な音符とリズムから始め、徐々に新しい記号や概念を追加していきましょう。
また、楽譜読みを専門とするアプリやウェブサイトを利用すると、より楽しく学ぶことができます。

これらの悩みや課題を乗り越えることで、ピアノの練習は自分自身の成長とともに喜びをもたらすはずです。
思うように上達しない場合やモチベーションが保てない時は、音楽教室に通ったり、オンライン講座に申し込んだりして、本格的に学ぶこともおすすめします。

ピアノ練習は防音対策も忘れずに!

ピアノを始める際、特に集合住宅に住んでいる方は近隣への音漏れが気になるかもしれません。ピアノの音色は美しいですが、時と場所によっては騒音となりうるため、適切な防音対策を行うことが大切です。
防音対策には、壁や床に防音パネルを設置する、ピアノの配置を工夫する、専用の防音室や防音ブースを設置するなどの選択肢があります。

近隣と良好な関係を保つためにも、日中の適切な時間に練習することや、夜間では音量を調節することも重要です。
音楽は楽しむものですが、他の人の生活にもきちんと配慮しましょう。

宮地楽器が提供する吸音・消音性抜群の簡易防音室・防音パネルブランド「VERY-Q(ベリーク)」は楽器演奏などを楽しむ多くの方々に導入していただいている実績を活かし、防音対策の新たな形をご提案しております。
ピアノ用吸音パネルなど、防音対策に便利な製品を多数扱っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

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