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防音ラボColumn

2023.09.19

より高音質で楽しめる! PCオーディオ選びのポイント

最近では音楽配信サービスの普及により、パソコンやスマホで音楽を聴くスタイルが一般的となっていますが、CDプレーヤーなどオーディオ専門機器と比較すると内蔵されているスピーカーの音質には限界があります。
そこでおすすめなのが「PCオーディオ」です。PCのオーディオ環境を整えれば、音楽だけでなく動画や映画鑑賞、ゲームをプレイする際もより臨場感あるサウンドで楽しめるようになります。

今回は、PCオーディオの基本的な選び方について分かりやすく解説します。

PCオーディオとは?

PCオーディオとは、パソコンやスマホで再生した音楽を高音質で楽しむために使用するオーディオ機器です。

多くのパソコンにはスピーカーが内蔵されているため、そのままでも音声を再生できますが、PCオーディオに接続することでさらなる音質の向上が期待できます。
また対応した機器を選べば、CDよりも多くの情報量を持つハイレゾ音源を高音質で楽しむことができるようになります。
音楽配信サービスやインターネットラジオのほか、動画や映画もPCで観ることが多いという方は、PCオーディオを活用して環境を整えるのがおすすめです。

PCオーディオは接続方法やネットワーク構成、サイズなど選び方は様々で、価格も手頃なものから高価なものまでたくさんの製品が販売されているので、自分のリスニングスタイルに合ったものを選びましょう。

PCオーディオ選びのポイント①構成

ここからは、PCオーディオを選ぶ際に基本となるポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

PCオーディオといえば、多くの方がPCにスピーカーを繋いだ組み合わせをイメージすることでしょう。これは最も基本的な構成であり、ほかにも「USB DAC」と呼ばれる機器や、アンプと組み合わせる主に3つのタイプがあります。
タイプによってかかる予算も変わってきますが、充実のオーディオ環境を作り上げるためにもしっかりポイントを押さえましょう。

1.PC+アクティブスピーカー
アクティブスピーカーとは、本体にアンプが内蔵されているスピーカーのことをいいます。スピーカー本体で音量の調整ができます。
PCに接続するだけで手軽に使用できるので、初心者の方にはもちろん、PC周りをコンパクトにしたい方や、あまり予算はかけたくないという方にもおすすめです。
なお、スピーカーには「パッシブスピーカー」というものもありますが、本体にアンプは内蔵されておらず、別途で購入する必要があるため注意しましょう。

2.PC+USB-DAC+アクティブスピーカー
PCとアクティブスピーカーの組み合わせに「USB-DAC」という機器を追加した構成になります。USB-DACとは、USB接続で音楽のデジタル信号をアナログ信号に変換し、PCオーディオへと出力する役目を担う機器です。
「DAC」は「Digital Analog Converter(デジタル-アナログ変換回路)」の略称です。
PCやアクティブスピーカーにも一般的にDAC機能が付いていますが、USB-DACを使うことでノイズを低減してより高音質な状態でスピーカーに出力することができます。ハイレゾ音源に対応しているものあります。

3.PC+USB-DAC+アンプ+パッシブスピーカー
本体にアンプが内蔵されたアクティブスピーカーを使用せず、アンプ非内蔵のパッシブスピーカーを使い、USB-DACとアンプを用意した構成となります。アンプはPCから出力された音を増幅し、音量や音質を調整することができる機器です。
オーディオ上級者向けですが、音質を細部まで自由自在にカスタマイズしたいという方におすすめです。

PCオーディオ選びのポイント②音質

次に重要となるのが音質です。自分がどんな音質で聴きたいのかによっても選ぶべき機器が異なってくるので好みに合わせて考えてみましょう。

・Hz(ヘルツ)
再生周波数域を表す単位「Hz(ヘルツ)」は、スピーカーが再生できる音域を示す数値のことで、低音や高音がどの程度出るかチェックできるので音質で選ぶ際の目安になります。
数値が低いほど低域の音が出やすく、高いほど高域まで再生でき、範囲が広いほど再生できる音の幅が広がります。

・低音
スピーカー選びで低音を重視したいという方には、「バスレフ構造」と呼ばれるタイプのスピーカーがおすすめです。
バスレフとは「BASS REFLEX」の略で、低音を反射させるという意味があります。スピーカーの背面から出る音を利用して、低音を増強して再生できる構造となっています。

・ハイレゾ
従来のCDを超える情報量を持つ高音質音源の「ハイレゾ」は、音楽ファイルやCDでは収録しきれない、レコーディング現場で録音した状態に近いリアルな音質を体感することができます。通常の機器では再生できないため、ハイレゾ音源に対応したスピーカーやUSB-DACを使用する必要があります。
ハイレゾとは「High-Resolution(ハイレゾリューション)」の略で、「高解像」という意味があります。

・小型スピーカーの活用もおすすめ
音質には特にこだわりがないという方には、USB接続の小型スピーカーもおすすめです。値段も安価で、オーディオ入門としてもぴったりなスピーカーでありながら、スペースを取らず持ち運びが簡単なので便利です。
PC内蔵スピーカーより良い音質で、細かい音量調節ができるものが多いので通話やラジオにも活用できます。

その他のPCオーディオ選びのポイント

・電源
オーディオ機器の電源供給は、PCからUSB経由で接続するものと、機器本体を直接外部電源に接続する方法に分かれます。
外部電源を使用する際は、PCから距離が離れていないか、コンセントに余裕があるかなど確認し、ケーブルがねじれたり他の配線と絡まったりしないようにしましょう。USBで接続する場合も同様に、USBポートの数が不足していないかあらかじめ確認してください。

・入力端子
PCオーディオ選びの際は、入力端子が対応しているかどうかの確認も重要です。端子はデジタル接続やアナログ接続があり、使用しているPCに対応した端子でなければオーディオ機器と接続することができないため、購入前に必ずチェックしてください。

・サイズ
PCオーディオのサイズは、設置スペースに合わせてなるべく場所を取らないものを選ぶのがおすすめです。
PCとスピーカーの組み合わせであればコンパクトで設置も容易ですが、アンプやUSB-DACも導入する場合はスペースを取ってしまうことがあるので、事前に機材の大きさを確認し、設置場所も測定しておくと安心です。
設置スペースに対して一回り小さいものを選ぶようにすると、スピーカーの位置調整がしやすく配置の変更も簡単なので、オーディオ選びの参考にしてください。

PCオーディオ選びの際は防音対策も忘れずに!

PCオーディオの基本的な選び方についてご紹介しました。
PCに内蔵されているスピーカーでも音声は再生することができますが、オーディオにこだわってみることで音質も良くなり、より臨場感あるサウンドが楽しめるようになります。
なかでも「PC+アクティブスピーカー」であれば手頃な価格で初心者の方でも簡単に用意できるので、PCでよく音楽や動画、映画を鑑賞するという方はぜひ導入してみてはいかがでしょうか。

なお、PCオーディオを導入する際、音楽や映画を思い切り楽しむためには防音対策についても考えておくことが大切です。
大きな音で夢中になり、気づかないうちに騒音や音漏れが周囲への迷惑につながるケースもあるので注意しましょう。
防音対策には様々な方法がありますが、簡易的な対策では限界があるため、「周りを気にせず楽しみたい!」という方は防音ブースの導入など、本格的な対策もぜひ一度検討してみてください。

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