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防音ラボColumn

2024.07.31

初心者必見! はじめてのフルート選びのポイントについて

フルートは華やかな見た目と美しい音色が魅力で、初心者でも気軽に始めやすいので楽器にチャレンジしてみたい方におすすめです。
しかし、他の楽器と同様に様々な種類があるため、「どのフルートを選べば良いか迷ってしまう」という方も多くいらっしゃいます。

そこで今回は、はじめてのフルート選びのポイントについて分かりやすくご紹介します。

優雅な見た目で持ち運びもしやすい! フルートの魅力

「フルート」は、木管楽器の中では最も高い音域を出せる楽器です。
管楽器の中で一番古い歴史がある楽器といわれており、旧石器時代に動物の骨で作られた横笛が発祥とされ、ルネッサンス時代の16世紀から現在の形が広まりました。

多くの人がフルートと聞いてイメージするものは「コンサートフルート」と呼ばれる楽器で、このほかにも「ピッコロ」や「ソプラノフルート」、「アルトフルート」、「バスフルート」、「コントラバス・フルート」など様々な種類があり、大きさによって奏でる音域が異なります。
優雅で優しい音色と豊かな表現力が魅力となっており、クラシックやジャズなどでは欠かせない存在となっています。オーケストラや吹奏楽の演奏では、鳥のさえずりを表現したり、ソロパートを務めたりするなど活躍の幅が広い楽器です。
メーカーは「サンキョウ」や「ムラマツ」、「ヤマハ」や「パール」などが有名です。

基本的に金色や銀色の金属でできていて、他の管楽器で用いられるリードやマウスピースを使わずに、直接口を当てて息を吹いて音を出す「ノンリード(エアリード)」と呼ばれる楽器に分類されます。横向きに構えて吹く優雅な見た目も人気の理由の一つです。

フルートは初心者でも始めやすい楽器の一つとして知られており、様々なジャンルの演奏を楽しめる点や、収納面でもコンパクトで持ち運びしやすいところが魅力となっています。
またフルート教室はもちろん、オンラインフルートレッスンも充実しているので自宅にいながら上達を目指すことができます。

初心者におすすめのフルート選びのポイント

ここでは、はじめてのフルート選びで注目すべき6つのポイントをご紹介します。

1.材質
フルートの材質は主に白銅、洋銀、銀、金、木などが用いられています。
初心者におすすめなのは耐久性があり音も響きやすい白銅や洋銀で、入門向けの機種に多く使われており、いずれも比較的リーズナブルな価格で購入できます。
銀は一般的なフルートの素材として広く使われていて、初心者から中級者向けとなっています。柔らかな音色が特徴です。
輝きのある音色が魅力の金や、温かい音色の木は上級者向けとなっており、他に比べて吹きこなすのが難しい素材です。
音色や耐久性は素材によって異なりますが、洋銀だけで作られているものや、他の材質が部分的に使われているものなどメーカーによっても違いがあります。そのため、まずは楽器店で試奏をして自分に合ったものを探してみましょう。

2.キイタイプ
フルートで音を出すときに押す「キイ」という部品は、主に「カバードキイ」と「リングキイ」の2種類があります。
カバードキイは押さえる部分がフタ状になっているのが特徴で、少し押すだけで簡単に音が出るため初心者の方でも楽に演奏ができます。手が小さい方や指先が細い方に選ばれることが多いです。
一方、リングキイは押さえる部分がリング状になっているので、指で確実に穴を塞ぐ技術が必要ですが、カバードキイに比べてより表現力豊かに演奏できるのが特徴です。長くフルートを演奏している方向けですが、正しい持ち方を覚えられるメリットもありますので、楽器に慣れてきたら挑戦してみるのもよいでしょう。

3.キイの並び方
フルートは、「オフセット」と「インライン」という2種類のキイの並び方があります。
オフセットは指の長さに合った配列となっているため持ちやすく、初心者におすすめで、手が成長しきっていない小さな子供向けにも選ばれることが多いタイプです。左手薬指の部分がせり出していてインラインよりも比較的キイが押さえやすくなっています。
インラインは全てのキイが一直線に並んでいる見た目の美しさが特徴です。「リングキイ」タイプのフルートに多く採用されています。

4.Eメカニズム
「Eメカニズム」とは、フルートの構造上出しにくい高音域の「ミ」の音を安定して出しやすくするための機能です。必ずなくてはならない機能ではありませんが、一般的にはEメカニズムが演奏しやすいといわれています。標準装備しているメーカーも多いので、初心者の方はEメカニズムがあるフルートを選ぶことをおすすめします。

5.足部管
「足部管」は、フルートの口元から一番離れた部分のことをいいます。
C管(最低音がド)と、キイが一つ多く半音低い音が出るH管(最低音がシ)の2種類があり、日本ではC管のフルートが一般的となっていますので、初心者の方はこちらを選ぶとよいでしょう。
ちなみにH管は管が長く上級者向きですが、高音が安定するというメリットがあります。

6.価格
フルートの価格は材質やメーカーによって大きく異なり、約10万円のものから100万円、金のフルートになると数百万円にのぼるものなど様々です。目安としては、学校の吹奏楽部で使用されているもので約10万円〜20万円の価格帯が主流となっています。
これまでフルートの経験がない初心者の場合は、無理なく演奏できてトラブルも起きにくい10万円程度のものを使用する方が多い傾向にあります。
ただし、「本格的にずっと続けていきたい!」といった場合には、より様々な音色を表現できるものが適しているかもしれません。そのためまずは楽器店に足を運んで相談してみることをおすすめします。
またフルートに入門用の教則本やDVD、お手入れに必要なグッズがセットになっているものも販売されていますので、併せて検討してみるとよいでしょう。

自宅でフルートの演奏を楽しむには「防音対策」が必要?

フルートは1人でも楽しめるのが魅力で、コンパクトで持ち運びもしやすいので音楽教室やスタジオ、公園や河川敷など様々な場所で気軽に演奏することができます。
一方、自宅で練習する場合、フルートは高音を使う頻度が高く音量が大きいため、外へ音漏れしてしまうと騒音トラブルにつながる場合もあります。
またサックスやトランペットといった他の管楽器とは異なり、フルートには一般的に消音器や弱音器と呼ばれるグッズがないので、しっかりと自宅に防音対策を施す必要があります。

防音グッズは様々な種類のものが販売されていますが、効果が完全でない場合もあるため、「騒音トラブルにならないか心配」という方や、「周囲を気にせず大きな音で演奏したい!」という方には自宅に防音室を導入して本格的に対策するのもおすすめです。
予算やスペースが必要となりますが、防音室があればスタジオなどを借りる必要もなく、いつでも好きな時にフルートの演奏を楽しむことができますよ。

宮地楽器が提供する吸音・消音性抜群の簡易防音室・防音パネルブランド「VERY-Q(ベリーク)」は、多くのプロミュージシャンや楽器演奏を楽しむ方々に導入していただいている実績を活かし、防音対策の新たな形をご提案しております。
防音ボックスや吸音パネルなど、防音対策に便利な製品を多数扱っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

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