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防音ラボColumn

2025.12.25

動画撮影・配信をはじめるには? 必要機材や防音対策について

近年、YouTubeやInstagram、Zoomなどのオンラインプラットフォームの普及により、動画撮影やライブ配信が個人でも手軽に始められる時代となりました。
しかし、いざ始めようとすると「どんな機材が必要?」「防音対策はどうすれば良い?」といった疑問や不安を抱く方も多いのではないでしょうか。

今回は、動画撮影やライブ配信の基本、必要な機材の選び方や設置のコツ、防音対策について解説します。

動画撮影、配信の基本

動画撮影や配信を始める際には、配信の目的やターゲットを明確にし、どのような内容をどの媒体で発信するのかを決める必要があります。

・動画配信で初心者がつまずきやすいポイント
動画配信を始める前に必要以上に高価な機材を揃えてしまったり、逆に最低限の機材が不足したりして、配信内容とミスマッチが起こるケースが見られます。
また、配信ソフトの設定やインターネット回線の安定性、音声トラブルなど、技術的な問題も少なくありません。
さらに防音対策を怠ると、家族や近隣住民とのトラブルに発展することもあるため、これらの課題を事前に把握し、段階的に準備を進めてスムーズに配信をスタートできるようにしましょう。

・自身に合った配信の目的や目標の決め方
動画配信を長く続けるためには、明確な目的や目標の設定が大切です。
例えば、「趣味として楽しみたい」「副業として収益化したい」「自分の知識やスキルを発信したい」など、目的によって必要な機材や配信スタイルも変わってきます。
自身のライフスタイルや予算、配信にかけられる時間を考慮し、無理のない範囲で計画を立てられると、必要な準備や投資も判断しやすくなります。

動画撮影、配信に必要な機材と選び方

動画撮影や配信を始める際に必要な機材は、PCやスマートフォン、安定したインターネット回線、カメラ、三脚、マイク、照明などが挙げられます。
機材選びのポイントは、必要最低限から始めて徐々にアップグレードしていくことです。

・PC、スマホ、インターネット回線
配信や動画編集には、安定した動作と高い処理能力を持つPCやスマートフォンが欠かせません。基本的には最新機種や高性能モデルを選んでおくと、映像や音声の遅延やフリーズを防げます。
インターネット回線は、Wi-Fiよりも有線LAN接続の方が安定性が高く、機器のスペックや回線速度は事前のテストを欠かさずに行いましょう。
また、予備のバッテリーを用意しておくと、停電やバッテリー切れのリスクも軽減できます。

・カメラと三脚
カメラはスマートフォンでも十分ですが、より高画質を求める場合はミラーレス一眼やWebカメラ、ビデオカメラの導入を検討しましょう。
解像度(フルHDや4K)、フレームレート、オートフォーカス性能、暗所撮影能力などが選定のポイントです。
三脚は安定性を重視し、カメラの重さや設置場所に合わせて高さ調整や角度調整がしやすいモデルを選びましょう。

・マイク
動画配信や撮影において、音質は視聴者の満足度を大きく左右します。
マイクには大きく分けてダイナミックマイクとコンデンサーマイクがあり、配信や録音用途にはコンデンサーマイクがクリアな音質で人気です。
USB接続タイプはPCやスマホに直接つなげて手軽に使えます。
予算や用途に応じて、ピンマイクやヘッドセットマイクの準備や、音質向上のためにマイクスタンドやポップガードの導入も効果的です。

・照明
映像の印象を大きく左右するのが照明です。
自然光だけでは時間帯や天候に左右されやすいため、安定した明るさと色温度を確保できるLEDライトやリングライトがおすすめです。
顔を明るく照らすだけで表情がはっきりし、視聴者に好印象を与えられます。
また、背景を照らすバックライトを活用すると、よりプロフェッショナルな映像に仕上がります。
部屋の広さや配信スタイルに合わせて、卓上型やクリップ型など、使いやすいタイプを選びましょう。

動画撮影、配信の環境づくり

快適で高品質な撮影、配信を実現するためには、機材だけでなく環境づくりも重要です。
部屋の選定や家具の配置、照明の設置など、細かなポイントを押さえると、作業効率や配信クオリティが大きく向上します。
また、背景やインテリアにもこだわることで、視聴者に与える印象もアップします。

・部屋、スペース選びの注意点と配置の工夫
配信や撮影に適した部屋を選ぶ際は、静かで外部の騒音が少ない場所を優先しましょう。
窓やドアが多い部屋は音漏れや外部音の侵入が増えるため、できるだけ壁に囲まれたスペースが理想で、家具やカーテン、ラグマットなどを活用して、音の反響やノイズを抑える工夫も有効です。
また、エアコンや換気扇の音がマイクに入らないよう、配置や使うタイミングにも注意しましょう。
カメラや照明の設置スペースの確保や、背景が整理整頓されているかもチェックし、配信中に動きやすい動線や、配線が邪魔にならないレイアウトも大切です。

・快適な作業のための環境設定、インテリアの活用
長時間の配信や撮影を快適に行うためには、作業環境の整備が欠かせません。
デスクやチェアは自身の体格に合ったものを選び、正しい姿勢を保てるようにしましょう。
照明やカメラの位置も、目線や顔の映りを意識して調整します。
インテリアとして、背景に観葉植物やアートパネルを配置するのも良いでしょう。

騒音や音漏れ、近隣トラブルを防ぐ防音対策

動画撮影や配信を行う際は、騒音や音漏れに気を配らなければなりません。
特に夜間や集合住宅では、声や機材音が思わぬ迷惑となることもあります。
防音対策は家族や近隣住民との良好な関係を保つだけでなく、配信者自身のストレス軽減のためにも必須です。

・防音対策をしないリスク
防音対策が不十分なまま配信を行うと、音漏れによる近隣トラブルや、外部の騒音が配信に入り込むことで視聴者の離脱を招くリスクがあります。
特に周囲の音を拾いやすいマイクだと、生活音や外の車の音、家族の話し声などが配信に混ざるケースも少なくありません。
また、「声を抑えなければ」と意識してしまうと、パフォーマンスが低下しかねません。

・簡易的な防音対策
まず、窓やドアの隙間を防音テープや隙間テープで塞ぐと、音漏れを大幅に軽減できます。壁や床には厚手のカーテンやカーペットを設置し、音の反響や外部への伝播を抑えましょう。家具や本棚を壁際に配置するのも効果的です。
また、小物類を使ってマイク周辺の音をコントロールする方法もあります。
これらの工夫を組み合わせるだけでも、コストを抑えつつ実用的な防音環境づくりが可能です。

・効果の高い防音対策
より高い防音効果を求める場合は、専用の吸音材や防音シートの導入を検討しましょう。
吸音材は音の反響を抑え、室内の音質を向上させる効果があり、防音シートは壁や床、ドアに貼ると音漏れを防げます。
市販の防音パネルや防音カーテンも手軽に設置でき、効果的です。
さらに本格的な対策としては、部屋全体をリフォームして二重窓や防音ドアを導入したり、専用の防音ブースを設置したりといった方法もあります。
防音ブースは外部音を大幅に遮断できるため、予算や用途に応じて導入を検討しましょう。

・近隣住民、家族への配慮とコミュニケーション
防音対策と同時に、家族や近隣住民とのコミュニケーションも大切です。
配信や撮影のスケジュールを事前に伝えたり、迷惑がかかりそうな時間帯を避けたりすると、トラブルを未然に防げます。
また、万が一苦情があった場合は誠意を持って対応し、必要に応じて配信時間や音量を調整しましょう。
家族と同居している場合は、配信中は静かにしてもらうよう協力をお願いするのも有効です。
コミュニケーションを大切にし、配信者としてのマナーを守りましょう。

環境を整えて動画撮影やライブ配信を楽しもう!

動画撮影や配信を始めるには、最初は最低限の機材からスタートし、経験や規模に応じて徐々にアップグレードしていくのが無理なく続けるコツです。
そして環境の改善や視聴者とのコミュニケーションを重ねていくと、配信のクオリティと満足度は着実に向上します。
周囲への配慮を怠らず、自身に合ったスタイルを見つけながら楽しく継続していきましょう。

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画期的な簡易 防音・吸音(消音)パネルシステムながら、工具を使用しなくても、
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高性能な防音スペースを大掛かりな工事は不要で実現できます。

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