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防音ラボColumn

2026.10.26

賃貸住宅でも可能! 赤ちゃんの防音対策について

赤ちゃんの防音対策イラスト

赤ちゃんとの暮らしでは、泣き声や足音、おもちゃで遊ぶときの物音など、さまざまな生活音が発生します。
特に賃貸マンションやアパートでは、隣室や階下に音が響いていないか、心配になる場面もあるでしょう。

今回は、赤ちゃんのいる賃貸住宅で取り入れられる防音対策や、注意点についてご紹介します。

赤ちゃんが出す主な音の種類

赤ちゃんが出す音には、泣き声など空気を通じて伝わる「空気伝播音」と、足音や物を落としたときの衝撃など、床や壁の振動によって伝わる「固体伝播音」があります。
音の種類によって適した防音対策は異なるので、状況に合った方法を選ぶことがポイントです。

・泣き声
まず代表例として挙げられるのが泣き声です。「赤ちゃんは泣くのが仕事」ともいわれるほど重要なコミュニケーション手段である一方で、特に夜間や早朝は周囲が静かなため注意が必要です。
音の大きさをdB(デシベル)という単位で表示すると、一般的に赤ちゃんの泣き声は約60dB、最大で100dB近くまで大きくなる場合もあります。目覚まし時計や掃除機の音が約70dBといわれているので、非常に大きな音ということになります。
赤ちゃんが泣くのは自然な行動なので、泣き声をなくすのはなかなか難しいものです。音が漏れるのを軽減する工夫を取り入れながら、無理のない範囲で対策を進めましょう。

・足音・おもちゃや物を落とす音
赤ちゃんがハイハイを始めたり、つかまり立ちや歩行を覚えたりすると、床に接触する音も増えていき、さらに成長して歩き回るようになれば、「ドタドタ」と足音や走る音が階下に響く場合もあります。
こうした音は床への衝撃によって発生するため、2階以上の部屋で暮らしている場合、建物の構造や床材によっては階下まで伝わるおそれがあるので注意が必要です。
さらに、赤ちゃんがおもちゃで遊ぶ時には、床に物を落としたり、積み木をぶつけたりする音も発生します。また、音が鳴るタイプのおもちゃにも注意しなければなりません。

賃貸住宅でもできる赤ちゃんの防音対策

おもちゃで遊ぶ赤ちゃん

ここでは、賃貸住宅でも取り入れられる赤ちゃんの防音対策をご紹介します。泣き声や足音など、気になる音に合わせて試してみてください。

・防音カーテンを取り付ける
赤ちゃんの泣き声が窓から外に漏れるのを抑えたい場合は、「防音カーテン」を取り入れてみましょう。音を遮るための特殊な加工が施されており、外から聞こえる人の話し声などの騒音を軽減したい場合にも役立ちます。
さらに、遮光効果や断熱効果といった複数の機能を備えたタイプが多いので、防音対策をしながら日差しや温度のコントロールも行うことができます。
購入する際は、窓より少し大きめのサイズを選ぶようにし、製品ごとの遮音性能も確認しましょう。
ただし、防音カーテンだけで泣き声を完全に遮断できるわけではないため注意してください。

・窓やドアに隙間テープを貼る
窓やドアに隙間があると、そこから音が漏れたり、外の音が入ってきたりする場合があります。赤ちゃんの泣き声が外や廊下に響いていると感じたら、まずは窓やドアがきちんと閉まっているか確認してみましょう。
隙間が気になる場合は、貼って剥がせるタイプの「隙間テープ」を使う方法もあります。
窓枠やドアの隙間を埋めることで、音の出入りを抑えられる場合があるほか、隙間風の対策にもなるので便利です。
賃貸住宅で使う場合は、製品の注意事項を念のため確認し、心配な場合は管理会社や大家さんに相談しましょう。

・吸音パネルを設置する
赤ちゃんの泣き声が部屋の中で響くのを抑えるには、「吸音パネル」を活用する方法があります。音を吸収して反響を抑えるための製品で、壁の近くに設置することで室内で声が響くのを和らげる効果が期待できます。
吸音パネルには壁に貼り付けるタイプや、床に置いて使うタイプなどがあり、手軽に設置できるので賃貸住宅でも安心して対策が可能です。
ただし、吸音パネルは室内の音の反響を抑えて騒音レベルを低減するためのものであり、外への音漏れを止めるアイテムではないため注意してください。
泣き声が隣室や外に漏れるのを防ぎたい場合は、吸音パネルだけに頼らず、窓やドアの隙間対策など、ほかの方法と組み合わせましょう。

・防音マットやカーペットを敷く
足音や、おもちゃを床に落としたときなどの音の対策には、防音マットやカーペットを敷いてみましょう。床に伝わる衝撃を和らげ、階下に響く音を軽減する効果が期待できます。
防音マットには、必要な場所だけを部分的に対策できるタイルカーペット型、広い範囲に敷けるラグ型などがあります。
厚手のカーペットも、足音や物を落としたときの音を和らげるのに役立つので便利です。
選ぶ際は厚さだけでなく、衝撃音を抑える性能や滑りにくさも確認しましょう。端がめくれたり、マットがずれたりすると転倒の原因になるため、床にしっかり固定するといった工夫も必要です。

・ベビーベッドや家具の配置を工夫する
ベビーベッドや家具の配置を工夫するのも、有効な対策です。
例えば、隣の家と接している壁際に本棚やタンスといった背の高い家具を置くと、音が伝わるのを軽減できる場合があります。
また、ベビーベッドは壁にぴったりと付けず、少し離して配置するのがおすすめです。
赤ちゃんの動きによってベッドが壁にぶつかると、音や振動が伝わる可能性があるためです。窓やドアのすぐ近くも避けると、外への音漏れや廊下に響く泣き声への対策につながります。
なお、背の高い家具には転倒防止対策を施して、ベビーベッドは取扱説明書に従って設置しましょう。壁から離す場合も、赤ちゃんが隙間に挟まったり、転落したりする危険がないように注意してください。

このように賃貸住宅でも行える対策はさまざまです。まずは手軽にできる方法から試し、気になる音に合わせて、対策を組み合わせてみましょう。

ご近所と良好な関係を築くことも大切

近所の人とのコミュニケーション

赤ちゃんの泣き声や足音をなくすのは難しいものですが、今回ご紹介した防音カーテンやマットの設置といった対策を取り入れることで音の軽減につながります。

そして、日頃から近隣の方とコミュニケーションをとり、良好な関係を築くことも大切なトラブル対策の一つです。
知らない人の家から聞こえる音は気になるかもしれませんが、よく知っている人であれば多少の音ならそこまで気にならないということもあるので、近所の方に会ったら挨拶をして、顔を覚えてもらうようにしましょう。
エレベーターの中やゴミ出し時などに出会ったら、「いつもうるさくしてすみません」など、さりげなく謝っておくのも良いですね。

とはいえ、近隣の方の迷惑にならないよう防音対策もしっかりと行いましょう。
赤ちゃんが出す音は、思っている以上に大きな音になっている可能性があります。完全になくすのは難しいですが、対策できることは実践して可能な限り迷惑をかけないという気持ちを持って生活していきましょう。

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