自宅でもボイトレを! 防音室選びのポイント
「ボイトレ」とはボイス・トレーニングの略称であり、歌の練習、演劇のセリフの発声練習、ナレーション読みの練習などがそれにあたります。
自由にボイトレできる場所は少ない
さて、それでは皆さんはどこでボイトレをするのでしょうか?
バンド練習で使われるリハーサルスタジオ、音楽教室のレンタルスタジオ、カラオケのお店? 時間に制約があり、使用料金もかかります。
あるいは公園、海、山? 恥ずかしさが先行して有名アーティストのPVのようにはなかなかできません。
それでは、車の中? 座った姿勢では思うように声がでません。運転中は注意散漫になってしまうので気をつけたいところです。
はたまた、ご自宅の部屋? 一般的な住宅の造りでは部屋や建物から音が漏れるため、大きな発声はご近所や家族の迷惑になることも。
ボイトレは歌声・セリフを録って客観的に判断するのも重要
歌はもちろん演劇なども、本番さながらの声量で練習したいですよね。
音漏れを気にして発声があまくなったり、歌う回数を減らして納得のいく練習ができなかったりすると、ボイトレの意味がありません。
どのように歌えたか客観的に判断するためには、録音し、その都度確認することも必要かもしれません。
歌の練習をする時、スピーカーで伴奏(カラオケ)を聴きながら歌うと、自分の歌以外の音漏れも気になりますよね。伴奏をコンピュータなどの再生機からヘッドホンで直接聴くようにすれば歌以外での音漏れはほぼ気にすることはなくなります。
しかし、ヘッドホンで耳がふさがっている状態では、自分の声がどのように聞こえているかがわかりません。自分の歌声を自身で確認する場合は、マイクで拾った音をヘッドホンでモニターするのがいいでしょう。
自宅でボイトレするなら防音室を! 選ぶポイントは?
お部屋を防音室に改修工事できればよいのですが、それなりに金額もかかれば、賃貸のお部屋では工事を行えないことがほとんどです。
「部屋の中に小さくても防音室、ボーカルブースがあれば、、」と思ったことがある方も少なくないのではないでしょうか?
小さな防音室と言ってもいろいろなものがあります。基本は音漏れを軽減するだけの遮音性能があるものを防音室といいますが、種類によって遮音の性能はそれぞれです。中には防音室とうたっていても、あまり遮音効果がないものもあるため、要注意。
また、遮音性能のほか、防音室内部の音の響き方もそれぞれ異なります。
ボイトレをするためのボーカルブースと、観客に歌を聞かせるためのコンサートホールでは、良い音の響き方は異なります。コンサートホールでは広がりのある自然なリバーブ感が好まれますが、ボーカルブースで同じように響いてしまうと歌声が反響しすぎて邪魔に感じてしまいます。自分の声がはっきり聞こえないと良いボイトレはできません。
ブースの壁にある程度吸音効果があると良いでしょう。
歌を録音したり、録った音を編集して配信したりする場合は、さらに吸音効果が求められます。響きの大きい部屋で録音をすると、壁からの不要な反射音もマイクが拾ってしまい、音像がぼやけたて、録音後に任意の空間系エフェクトがかけづらいということが起きます。
そして、ボーカルブースに入ってボイトレをしているとブース内は熱くなってきます。気密性が高い(=遮音性能が高い)ボーカルブースほど自然な空気の入れ換わりが少なく、長時間の滞在は注意が必要です。適度にブースから出て空気の入れ換えを行い、喉と体力もリフレッシュしましょう。
1.自宅でボイトレにはボーカルブース
2.声が響きすぎない吸音性能
まずはシンプルにここから「自宅でもボイトレ」プランを計画されるのはいかがでしょうか? 環境が整ってきたら、マイク、ヘッドホン、録音機材にも夢は広がっていきます。
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