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防音ラボColumn

2023.03.27

自宅で立体音響が体験できる? ホームシアター向けスピーカー選びのポイント

動画やゲームなどでまるでその場にいるかのような臨場感あるリアルな演出が可能になる「立体音響」。
身近なところでは映画館などで体験することができますが、自宅に「ホームシアター」を設置すればおうちでも大迫力のサウンドと映像が楽しめます。
一方で、ホームシアター用の機材の中でも特にスピーカーは様々なメーカーから販売され種類も豊富なので、最初に何を選べばいいのか迷ってしまうという方も。

そこで今回は、初めてホームシアターの設置を検討しているという方に向けて、スピーカーの種類と選ぶポイントについてご紹介します。

近年人気高まるホームシアターの魅力とは?

ホームシアターは文字どおり「部屋を映画館のようにする」設備であり、テレビや映画などのコンテンツを自宅にいながら臨場感あるサウンドと映像で楽しむことができます。

近年はコロナ禍の影響でホームシアターの人気が高まっており、例えば新築の購入やリフォームをきっかけにこだわりのシアターを作って、好きな時間にお気に入りの映像コンテンツを楽しむという方も増えてきました。
スポーツ観戦や大好きなアーティストのコンサート映像なども迫力の映像とサウンドで鑑賞することができ、家族や友人とワイワイ会話しながら楽しめるのも魅力です。

ホームシアター設置には基本的にスピーカーをはじめ、プロジェクター又はテレビなどの映像機器が必要になり、プロジェクターを使用する場合は映像を映し出すためのスクリーンも用意します。
スピーカーを設置することで、左右だけでなく前後も含めたサラウンド方式で響く音声によって臨場感あるサウンドが堪能できます。

ホームシアター向けスピーカーの種類

臨場感ある音を出すために欠かせないホームシアター用のスピーカーは、音響環境や設置方法などによって主に下記の種類があります。

・サウンドバー
サウンドバーは、前方に1台設置して視聴するタイプのスピーカーです。
棒状のケースに複数のスピーカーが内蔵されており、テレビの前などに置いたり壁に掛けたりして使用します。
スペースを取らず手軽に設置できるのが魅力で、接続するだけで高音質なサウンドが楽しめるのでホームシアター初心者の方や一人暮らしにもおすすめです。
「立体音響」に対応したモデルも人気があり、天井や部屋の後方にスピーカーを設置しているかのように1台で音に囲まれた体験が味わえます。

・マルチスピーカー
マルチスピーカーは、部屋に複数台のスピーカーを前方・後方・天井・横などに設置して様々な方向から音を再生するタイプです。
ある程度の部屋の広さが必要になりますが、映画館にいるような重低音や臨場感が自宅で再現できます。とにかく音にこだわりたいという方におすすめです。
また、スピーカーの数が多いほど音の再現率も上がり、2つのスピーカーと低音再生専用のサブウーハーがセットになった最も安価な「2.1chスピーカー」をはじめ、「5.1chスピーカー」や「7.1chスピーカー」などがあります。

・セパレートタイプ
セパレートタイプは、前方に設置する左右のスピーカーとサブウーハーのシステムで迫力ある音が楽しめます。
置き場所に困らず、スピーカーを追加すれば拡張できるタイプもあるのでホームシアター入門機としてもおすすめです。

・ラックタイプ
ラックタイプはテレビとスピーカーが一体化したもので、テレビ台としてもそのまま機能するのが魅力です。
ゲーム機やDVDプレーヤーなども一緒に収納しやすく、周辺機器を多く所持している場合はスッキリとした印象で設置が可能になります。
ひとまず簡易的なものを求めている方や、将来的に拡張する予定がある方におすすめのスピーカーです。

ホームシアター向けスピーカー選びのポイントは?

様々な種類があるホームシアター用のスピーカーは、どのような点に注目して選べばいいのでしょうか?
ここではスピーカーを選ぶ際にチェックすべきポイントについて解説します。

・ch(チャンネル数)で選ぶ
ホームシアター用のスピーカーで理想的な音響環境を作るためには「ch(チャンネル)数」が重要となります。
ch数とはスピーカーの数と、低音のみを再生するサブウーハーの数を表した数値です。2つのスピーカーと1つのサブウーハーの組み合わせは「2.1ch」と表し、5つのスピーカーと1つのサブウーハーの組み合わせは「5.1ch」となります。
一般的には「2.1ch」、「5.1ch」、「7.1ch」などがあり、スピーカーの数が増えるほど臨場感が増します。

映画鑑賞には主流の「5.1ch」がおすすめで、前方と後方から迫力のサウンドが体感できます。
ただし、スピーカーを配置するスペースも考慮する必要があり、部屋の広さに合わせて無理なく置けるものを選びましょう。
サウンドバータイプのスピーカーでもサブウーファーが利用可能なモデルがあります。

・音声フォーマットで選ぶ
映画館にいるかのような音響環境を目指したい方は、スピーカーの「音声フォーマット」を確認してみましょう。
例えば、最新の立体音響システムと呼ばれる「Dolby Atomos」や「DTS:X」に対応している機器であれば、音声が前後左右だけでなく上下にも広がる立体的な3Dサウンドが体験できます。
このほかにも、「Dolby TrueHD」や「DTS-HD」など音声フォーマットは様々な種類があるので、音響の迫力にこだわりたい方は是非検討してお好みの音声に対応したモデルを選びましょう。

・スピーカーの出力
ホームシアターで迫力の音響を楽しむには、スピーカーが出せる音の大きさもチェックしましょう。スピーカーの出力は「W」(ワット)で表示され数値が高いほど大きな音が鳴らせます。
ホームシアターを設置する部屋の広さに合わせて、一般的に6~12畳ほどの部屋には40~100W以上のものを選ぶのがおすすめです。

・AVアンプ対応
ホームシアター環境の核として、音声や映像の入出力をコントロールするのに重要となるAVアンプ。
アンプを内蔵しているサウンドバータイプなどであればテレビに接続するだけで音が出るものが多いですが、5.1ch対応などのスピーカーシステムではAVアンプが必要になります。
7.1chや9.1chなどには対応していない製品もありますので、本格的にホームシアターを楽しみたい方や、将来的にスピーカーを増やして拡張する予定も視野に入れているという方は、あらかじめAVアンプが対応しているかも確認しましょう。

・スピーカーの接続方法
ホームシアター用スピーカーの接続方法も重要なポイントです。
ホームシアターを導入する際はスピーカーやAVアンプなどを接続する配線が必要ですが、ケーブルをまとめたり目立たないようにしたりと何かと手間がかかります。
BluetoothやWi-Fiなどのワイヤレス接続であればスピーカーの配線トラブルも回避でき、設置場所の自由度も高くなるのでおすすめです。

自分好みのスピーカーを選んで迫力のサウンドを楽しもう!

ホームシアター用のスピーカーは、モデルによってはよりパワフルな低音を体験できたり、上から音が降り注ぐような感覚を堪能できたりとメーカーごとに様々な魅力を持つ製品が販売されています。

立体音響技術に対応しているモデル以外にも音声アシスタント機能が付いているものや、ゲームや映画などコンテンツに合わせてサウンドモードが切り替えられるものなど、多種多様なスピーカーが登場していますので今回ご紹介したポイントを参考に是非自分にぴったりの1台を見つけてみてくださいね!

スピーカーの形式選びや設置位置などを考慮するときに一緒に考えていただきたいのが、部屋の音場です。音の響きに関する環境です。
せっかく揃えたスピーカーシステムも部屋の音環境が悪くてはその効果を発揮できません。それぞれのシアタールームのキャラクターつくりにより、または部屋の形や大きさにより音の響きを調節するとよいでしょう。

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