labo-detail

防音ラボColumn

2023.09.21

パソコンで音楽を作ろう! DTMの基本知識と必要機材

ギターやピアノといった楽器は持っていないけれど、音楽が好きな方であれば自分で楽曲を作ってみることにも興味があるという方は多いのではないでしょうか?
現在はスマホのアプリを使って音楽制作が気軽にできますが、より本格的な方法としてパソコンを使用して制作する「DTM」もおすすめです。

そこで今回は、初心者の方に向けてDTMの基本知識や必要機材などについて分かりやすく解説します。

DTMとは?

「DTM」とは、「Desk Top Music(デスクトップミュージック)」の頭文字をとったもので、パソコンを使って音楽を作成・編集することをいいます。
よく機材やソフトのことを指す言葉だと思われる方もいらっしゃいますが、DTMはパソコンを楽器や機材のように扱って音楽制作する全ての作業のことを指します。

パソコンさえ持っていれば、楽器を持っていなくともキーボードとマウス操作で音楽制作でき、また楽器演奏やボーカルの録音・編集も簡単にできるので、初心者からプロミュージシャンまで多くの方がDTMを活用しています。
楽器を弾けないという方はもちろん、楽譜など音楽の知識が少ないという方でも気軽に制作できるため、「趣味で音楽を作ってみたい」、「ゆくゆくは音楽活動を始めてみたい」という方におすすめです。

ちなみにDTMという言葉は実は和製英語であり、海外では「コンピューターミュージック」や「ホームレコーディング」と呼ばれています。

DTMを始めるのに必要となる機材

ここでは、初心者がDTMを始めるにあたって必要となる機材を挙げていきます。
パソコンとDAWというソフトを用意すればすぐに音楽制作を始められるので、他の機材については必要に応じて少しずつ揃えていきましょう。

・パソコン
DTMで最低限必要となるのがパソコンです。WindowsとMacどちらを使っても問題なく、デスクトップ型でもノート型でも制作作業は可能です。
ただし、例えばMacの場合は「Garage Band」という音楽制作ソフトがはじめから搭載されているといった特徴がありますので、新しく購入する方はパソコン選びのポイントにするとよいでしょう。
価格は抑えつつスペックが高いパソコンを手に入れたいという方にはデスクトップ型がおすすめですが、外へ持ち出して場所を選ばず作業したい場合はノート型が適しているので、自分のスタイルに合ったものを選択しましょう。

・DAW
パソコンで音楽制作していく上で必要となるのがDAWソフトです。
「Digital Audio Workstation」の略称で、制作する上で必要な機能を一通り兼ね備えています。どのDAWでも楽器演奏やボーカルの録音、音の打ち込み、編集、ミックスといった基本的な作業は行うことができ、無料のものもあるのでまずお試しでダウンロードしてみるとよいでしょう。
DAWソフトは先述の「Garage Band」をはじめ、「Protools」や「Cubase」など様々なものが出ており種類によって特色が異なるので、ゆくゆくは自分が作りたい曲の好みに合わせて選ぶようにしましょう。
また、パソコンがよほど古いものでなければ基本的には問題なく制作作業を行えますが、使用するソフトによってはスペックが十分でないとスムーズに動作しない可能性があるので、念のため動作環境を確認してください。

なおスマホで簡単に音楽制作できるDAWアプリも提供されているので、初心者の方はまずこちらで試してみるのもおすすめです。

・オーディオインターフェイス
DTMはパソコンとDAWソフトがあれば始められますが、ギターなど楽器演奏やボーカルを録音してソフトに取り込む際にはオーディオインターフェイスという機器を使用します。
また、制作した音源をパソコンからオーディオインターフェイスに通して、外部スピーカーやイヤフォンに繋げることでより高音質な音で聴けるようになります。
本格的にDTMを始めるのであれば、綺麗に録音したり、制作に最適な音で再生したりするために必須となる機器です。

・MIDIキーボード
DAWで音の打ち込みをするときはマウス操作で地道に行わなければなりませんが、MIDIキーボードがあれば鍵盤を弾いて効率よく制作することができます。
ピアノやシンセサイザー、ドラムなど音色を選べるので、制作する曲に合わせて活用できます。コードを押さえるだけで和音を入力でき、音程の確認も行えます。
初心者にとってはすぐに必要となるものではありませんが、いずれは揃えておきたい機材の一つです。
ちなみに「MIDI」とは「Musical Instruments Digital Interface」の略で、電子楽器の演奏データを伝達するための通信規格を指します。

・ヘッドフォンやスピーカー
DTMで本格的に音楽制作を行うのであれば、ヘッドフォンやスピーカーも揃えておきたい機材です。オーディオインターフェイスに繋いだ場合はパソコン本体から音が出なくなるので必要となります。制作で細かな音を聴いたり音量バランスを調整したりする際に活用できます。
また音楽鑑賞用のスピーカーやヘッドフォンは、低音など音楽を聴いて楽しむことに最適化されている製品となりますので、制作向きで音の加工が少ないモニターヘッドフォンやモニタースピーカーを用意しましょう。
可能であれば両方揃えておくとよりクオリティの高い音楽制作に役立ちます。

・マイク
ボーカルを録音するのであればマイクも揃える必要があります。主に「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」の2種類に分かれ、はじめのうちは取り扱いが難しくないダイナミックマイクが初心者の方におすすめです。
コンデンサーマイクは繊細な音を録音できるので、音にこだわりたい方にはメリットが大きいですが、デリケートな機材のため湿気を避けて保管し、衝撃を与えないように扱わなければならないので注意してください。

このほかにはDAWソフトに新しい音を追加するためのソフト音源や、ドラムパッド、フィジカルコントローラーなど機材は多岐にわたりますので、制作したい音楽ジャンルや曲に合わせて検討してみましょう。

DTM初心者におすすめの練習法は?

初心者向けのDTM練習方法としては、はじめはいきなりオリジナル曲を作ろうとせずお気に入りの曲を打ち込んでみるとよいでしょう。
既存曲を真似してみることで、ソフトの基本操作はもちろん、作曲に必要な基礎を楽しみながら身に付けることができます。
そして慣れてきたら、知っている曲のメロディーやリズムパターンを参考にしながら徐々に引き出しを増やしていき、オリジナル曲へのアイディアに活かしていきましょう。様々なタイプの曲を打ち込んで遊びながら知識と技術を学んでいくのが近道です。
また機材を最初から揃えるのはハードルが高いという方には、まずはスマホでDTMアプリをダウンロードしてみるのがおすすめです。

そして、ゆくゆくは本格的に音楽制作に取り組むのであれば、防音対策が非常に重要になります。
特にボーカルや楽器の演奏を自宅で録音する際は、周囲に音が漏れて騒音トラブルにつながる可能性があるだけでなく、音源に周りの雑音が入ってしまうと音質にも大きく左右するので注意しなければなりません。
そのためクオリティが高い作品作りを目指すならば、防音設備の導入も視野に入れておきましょう。

宮地楽器が提供する吸音・消音性抜群の簡易防音室・防音パネルブランド「VERY-Q(ベリーク)」はDTMやゲーム実況、動画作成などを楽しむ多くの方々に導入していただいている実績を活かし、防音対策の新たな形をご提案しております。
吸音パネルや防音ボックスなど、防音対策に便利な製品を多数扱っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

labo-detail

What is VERY-Q?

簡易アナブースを目的として作られたのがVERY-Qの始まりです。
吸音性が非常に高く、プロの現場でも使用可能なハイクオリティな性能が最大の特徴。

さらに、自在に組み合わせを行うことであらゆる場面で音響コントロールを可能な
画期的な簡易 防音・吸音(消音)パネルシステムながら、工具を使用しなくても、
専用マジックテープで簡単に組立、設置、解体、移動が可能のため
高性能な防音スペースを大掛かりな工事は不要で実現できます。

人気キーワード

RECOMMENDおすすめ記事をご紹介

ショールームのご案内

ショールームのご案内

VERY-Q製品を実際にご体感いただける
ショールームは「予約制」です。
ご来場ご希望の際には、
お電話またはメールにてご連絡ください。

Contact

VERY-Qに関するお問合せ・資料請求は
こちらからお気軽にどうぞ。

お問合せ・資料請求