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防音ラボColumn

2024.05.29

初心者でも始めやすい? サックスの魅力と選ぶポイント

管楽器の花形楽器として知られる「サックス」は、その魅力的な音色と表現力で幅広い世代から愛され、吹奏楽やジャズ、クラシックやポップス、ロックなど様々なジャンルで活躍しています。
管楽器の中では音を出しやすく初心者でも始めやすい楽器ですが、「大人になって始めるにはハードルが高い」「どんな種類を選べばよいか分からない」といった理由で、なかなか一歩が踏み出せないという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、初心者の方に向けてサックスの魅力や選ぶポイントなどについて解説します。

楽器初心者にもおすすめ! サックスの魅力とは?

「サックス」は、1840年代にベルギーのアドルフ・サックス氏が発明した楽器です。正式名称は「サクソフォン(Saxophon)」で、略してサックスです。
管楽器の中では実は比較的新しい楽器で、音域ごとに様々な種類のサックスがあるので、それぞれ演奏スタイルや音楽ジャンルに合わせて活躍しています。

一般的に使用されることが多いのは「ソプラノサックス」、「アルトサックス」、「テナーサックス」、「バリトンサックス」で、このほかにも「ソプラニーノサックス」や「バスサックス」、「コントラバスサックス」などがあります。特にアルトサックスは初心者や学生から最も人気がある種類です。
メーカーは、サックス奏者なら誰もが知る老舗王道の「セルマー」をはじめ、「ヤマハ」や「ヤナギサワ」が御三家として有名です。

サックスは管楽器の中では比較的音が出しやすく、運指もリコーダーに似ているため覚えやすいのが魅力となっており、音色や表現の幅も広く様々なジャンルの曲にチャレンジできます。また持ち運びできる楽器なので、好きな場所で練習が可能な点も人気の理由の一つとなっています。

主な4種類のサックスの特徴と選ぶポイント

ここでは、主流となっている4種類のサックスを音域が高い順にご紹介します。
ただし、好みの音域や音色で探してみるのもサックス選びの上で大切なポイントではありますが、初心者には難易度が高いものもあるので、あらかじめ留意しておきましょう。

・ソプラノサックス
4種類のサックスの中で、最も高音域の音を出せるのが「ソプラノサックス」です。
クラシックやジャズ、吹奏楽といった音楽ジャンルで使用され、ロックやポップスとも相性が良い楽器です。明るい音色でアンサンブルなどに加わると華やかに彩ります。

・アルトサックス
「アルトサックス」はサックスの中で最もポピュラーな楽器です。扱いやすさや音の出しやすさが魅力で、サックスを演奏するほとんどの人が最初に持つ楽器として選ばれることが多く、教則本や楽譜、備品の種類も豊富なので初心者でも安心して楽しめます。
4種類の中ではソプラノサックスの次に高い音域を出せるサックスで、力強く美しい響きでロックやポップス、ジャズなど幅広いジャンルで使用されています。吹奏楽ではソロを任されることも多い花形楽器といえるでしょう。

・テナーサックス
アルトサックスよりも大型で低い音域を出すことができる「テナーサックス」は、落ち着いた雰囲気で深みのある音色が特徴の楽器です。
特にジャズ音楽の世界では魅力が倍増し、クラシックでもよく使用されています。吹奏楽の中ではハーモニーなど中音域を担当しています。
初心者には難易度が高い楽器ですが、ジャズ好きの方にはおすすめです。

・バリトンサックス
4種類の中で最も低い音域を担当するのが「バリトンサックス」です。ソロの楽器としてはあまり使われませんが、力強さとしなやかさを兼ね備えたような音色が特徴で、ジャズやブラスバンド、クラシックなどのジャンルで使用されています。バンドのベースラインを支える役割を担うことが多く、縁の下の力持ち的存在の楽器です。
基本的にはサックス経験者で、アルトやテナーから持ち替えて使用する方が多くいらっしゃいます。

なおサックスは同じ種類でも入門におすすめのモデルから、熟練の職人が手がけたものなど様々で、価格帯も大きく異なりますので予算や目的に合わせて検討してみましょう。
また同じメーカーで同じ機種であっても若干の個体差があるため、自分にぴったりのサックスを見つけるには、楽器店で店舗スタッフに相談しながら試奏してみるのがおすすめです。

サックスを演奏するために必要なアイテム

サックスを演奏するためには、本体以外にも下記のアイテムが必需品になります。楽器を購入する際はあらかじめ同梱されているかについても確認しておきましょう。

・マウスピース
サックスには「マウスピース」という楽器に息を吹き込むためのパーツが必要です。
音色や吹奏感を決める重要なアイテムで、プラスチックやハードラバー、メタルなど様々な素材で作られています。新品のサックスを購入した時に付属されている場合がほとんどです。
メーカーごとに販売されており、種類によって音色が異なるので演奏する音楽ジャンルや、マウスピースに付けるリードとの相性によって決められます。

・リード
サックスで音を出すときにマウスピースに取り付けて使うのが「リード」です。
「葦(あし)」という木材で作られている薄い板で、これが発音体となって音を出せるようになり、リードの材質の硬さで音色や吹き心地が変わります。
リードの硬さは数字で表されており、数が大きくなるほど硬く芯のある音になります。初心者の方には柔らかめのリードがおすすめです。

・リガチャー
マウスピースにリードを固定するために使うのが「リガチャー」です。
サックスを購入した際に付属している場合が多いですが、メーカーごとに音色や吹奏感が変わるので、好みのものを探してみるのもおすすめです。金属や布、革など素材も様々です。

このほかには、正確な音程を確認できる「チューナー」や、楽器を構えるのを補助する「ストラップ」などのアイテムも準備する必要があります。またメンテナンス用品も使って、演奏後はきれいにお手入れするようにしましょう。

防音対策でサックスが自宅でも演奏できる?

サックスは全国各地の音楽教室でレッスンを受けられるので、大人の習い事として初心者の方でも気軽に始めやすいのが魅力となっています。
徐々に上達してくると色々なところで演奏したくなるものですが、一方でサックスの音は意外と大きく、日頃の練習となるとレッスン以外にはスタジオやカラオケボックス、または公園や河原など限られた場所になってしまうというケースがほとんどです。

しかし、最近では家でも楽器を練習できるようサポートしてくれるアイテムが数多く販売されており、サックスも様々な消音・減音アイテムが登場しています。
また「周囲を気にせず大きな音を出して演奏を楽しみたい!」「防音アイテムを使っているけど苦情が心配」という方には、本格的な防音設備として自宅に「防音室」を設置するのもおすすめです。
予算やスペースが必要となりますが、防音室があればスタジオなどを借りる必要もなく、いつでも好きな時にサックスの演奏を楽しむことができますよ。

宮地楽器が提供する吸音・消音性抜群の簡易防音室・防音パネルブランド「VERY-Q(ベリーク)」は、多くのプロミュージシャンや声優の方々に導入していただいている実績を活かし、防音対策の新たな形をご提案しております。
吸音パネルや防音ボックスなど、防音対策に便利な製品を多数扱っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

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