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防音ラボColumn

2025.05.28

手軽で奥が深い! リコーダーを始めてみよう

子どもの頃、「リコーダー」を音楽の授業で吹いた思い出がある方は多いのではないでしょうか? 実はこの楽器はシンプルながら奥が深く、大人になってから趣味として始める人も増えています。
練習すればするほど美しい音が出せるリコーダーは、手軽に始められるので楽器初心者にもおすすめです。

今回は、リコーダーの魅力や種類、選ぶポイントなどを分かりやすくご紹介します。

幅広い層に愛され続ける「リコーダー」の魅力

リコーダーは木管楽器の一種であり、「リード」と呼ばれる薄い板を使用せずに直接息を吹き込んで音を出す「ノンリード(エアリード)」に分類される楽器です。
ひと口にリコーダーといっても、音の高いものから順にソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バス、グレートバスなど音域ごとに様々な種類が存在します。
ちなみに、小学校の音楽の授業で一般的に使われるリコーダーの種類はソプラノリコーダーです。

歴史は非常に古く、中世ヨーロッパで現在に近い形が確立され、ルネサンス期からバロック期にかけては盛んに演奏されてきました。しかし、音量や音色の変化などの面でフルートが主流となり、一時は音楽史から姿を消していましたが、20世紀に入ってから再び注目を集めるようになりました。
現在では、教育用楽器としてだけでなく、特に古楽演奏に欠かせない存在として演奏家も多く、幅広い層に愛され続けています。

リコーダーは息を吹き込むだけで簡単に音が出せることから、初心者でも非常に親しみやすい楽器として知られています。種類が豊富なので、グループで複数のリコーダーを組み合わせての演奏も楽しめます。
また、音色の透明感や、息づかいによる繊細な表現ができることも、リコーダーならではの魅力といえるでしょう。

初心者向けの代表的なリコーダーの種類

ここでは、初心者の方におすすめの代表的なリコーダーの種類についてご紹介します。

・ソプラノリコーダー
まず基本となるのが「ソプラノリコーダー」です。小学校の音楽教育で用いられ、小鳥が高い声でさえずるような明るく澄んだ音色が特徴です。
サイズも小さめで、指の小さい子どもでも扱いやすいのが魅力となっています。気軽に楽器を始めてみたいという方におすすめです。

また、ソプラノリコーダーは運指が異なる「ジャーマン式」と「バロック式」の2種類のタイプがあります。ジャーマン式は運指が分かりやすく、小学校でも使われていますが、ソプラノ以外のリコーダーのほとんどがバロック式のため、「様々な種類のリコーダーにチャレンジしてみたい」という方は後者を選ぶとよいでしょう。

・アルトリコーダー
ソプラノリコーダーに比べて楽器が太く長めで、低い音を担当する「アルトリコーダー」は一般的に中学校以降の音楽学習で使用されている楽器です。ソロ演奏やアンサンブルでよく使用され、柔らかく深みのある音色が楽しめます。
リコーダーの中心的存在として曲のレパートリーも豊富で、教則本もアルトリコーダーのために書かれたものが多いので、初心者の方におすすめです。

このほかにも、一番高音の「クライネソプラニーノ」から一番低音の「コントラバス」まで様々な種類のリコーダーがあり、音域が低くなるにつれて楽器のサイズが大きくなります。

リコーダー選びのポイントについて

リコーダーは、「アルトリコーダー」や「ソプラノリコーダー」が最もオーソドックスですが、種類以外にも楽器選びの際に押さえておきたい重要なポイントがあります。

・素材
リコーダーの素材は、大きく分けて木製と樹脂製(プラスチック製)があります。
なかには、異なる音域のリコーダーだけでなく、同じアルトリコーダーでも素材の違いによって複数本持っているという方もいらっしゃいます。

木製は音色に温かみがあるのが大きな特徴です。メイプルやチェリー、ペアーウッドなど使用されている木材によっても楽器の重さが異なり、音も変わってきます。豊かな響きで演奏を楽しみたい方には木製がおすすめです。
ただし、樹脂製に比べると価格が高く、急激な温度変化に弱いので管理方法やメンテナンスに気を配る必要があります。

樹脂製は木製に比べて丈夫で扱いやすく、リーズナブルな価格で手に入ることから学校で使用される主流のリコーダーとなっています。吹き心地も安定しているため初めての1本にもおすすめです。
音色の豊かさが木製には劣る点はデメリットですが、お手入れが簡単で水洗いすることもできますので、メンテナンスに自信がない方でも気軽に使えるのが魅力です。

・吹き口(ウインドウェイ)
リコーダーは、「ウインドウェイ」と呼ばれる吹き口の形状にも違いがあります。
ストレート型は柔らかい音色で空気抵抗が少なく、初心者でも演奏しやすいのが特徴です。
一方で、アーチ型のウインドウェイは中級者から上級者向きとなっており、吹き心地に抵抗感がありますが、息のコントロールが細かくできるので表現の幅が広がります。

・メーカー
リコーダーの代表的なメーカーとしては、ドイツの「メック」や「モーレンハウエル」、スイスの「キュング」や日本の「タケヤマ」などがあり、それぞれ多種多様なラインナップが揃っています。
信頼できるメーカーから気に入った楽器を選ぶのがおすすめですが、運指表や収納ケースのほか、メンテナンスに必要なアイテムが一通り揃った「初心者セット」というものも販売されているので、こちらを選ぶ方も多くいらっしゃいます。

このようにリコーダーは選択肢が多いため、まずは楽器店に足を運んで、実際の吹き心地や音色を確認することが大切です。専門知識を持つスタッフに相談しつつ、自分にとってしっくりくる1本を見つけましょう。

防音対策をしっかり行って楽器演奏を楽しもう!

リコーダーの魅力や種類、選ぶポイントについてご紹介しました。リコーダーは指使いや息づかいひとつで音色が変化し、自分の成長を実感しやすいのも魅力です。ぜひまずは一歩、気軽に音楽の世界に足を踏み入れてみませんか?

そして、初心者の方が楽器を始めるにあたって考えておかねばならないのが、練習場所の確保です。
一般的には音楽スタジオやカラオケボックス、楽器演奏可能な公共施設などが練習場所によく挙げられます。リコーダーの場合は「ミュート(弱音器)」というアイテムを使えば、練習する時間帯を選ぶことが前提の上ですが、自宅でも演奏が可能になります。

しかし、あくまで音を軽減するものなので、効果は完全ではありません。
そのため「近隣からの苦情が心配」という方や、「周囲を気にせず演奏したい!」という方には、自宅に防音室を導入して本格的に防音対策するのがおすすめです。
予算やスペースが必要となりますが、防音室があればスタジオなどを借りる必要もなく、いつでも好きな時に楽器演奏を楽しむことができますよ。
また、例えばWeb会議やゲーム、オンラインレッスンなど、仕事や趣味の多種多様な場面で活用できるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

宮地楽器が提供する吸音・消音性抜群の簡易防音室・防音パネルブランド「VERY-Q(ベリーク)」は、多くのプロミュージシャンや楽器演奏を楽しむ方々に導入していただいている実績を活かし、防音対策の新たな形をご提案しております。
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