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防音ラボColumn

2023.12.21

音声配信の始め方! プラットフォームの種類や機材選び、防音対策について

近年はPCやスマートフォンを使用して誰もが手軽にインターネット上で音声配信ができるようになり、その市場は拡大しています。
もしこれから音声配信を始めようと考えている場合、配信用アプリやプラットフォームの選択、コンテンツ制作の適切な機材の用意、そして防音が欠かせません。

そこで今回は、音声配信のプラットフォームの種類や必要な機材、効果的な防音対策について分かりやすく解説します。

主な配信プラットフォーム

音声配信のプラットフォームは、大きく分けてリアルタイム配信、収録音声の公開、SNS上で交流ができるものが存在しています。
配信者は基本的にサブスクリプションの登録や、広告、投げ銭によって収益を得られます。

・Apple Podcast
世界中のリスナーに対して幅広いジャンルのポッドキャストを提供する大手の配信プラットフォーム「Apple Podcast」は、iOSユーザーに特に人気があり、利便性の高さから多くの配信者、リスナーに選ばれています。

・Google Podcast
Androidユーザーがアクセスしやすい「Google Podcast」は、Googleが提供しており、検索サービスとも連動しているため、属性に合ったリスナーを獲得しやすくなっています。
シンプルなインターフェースにより、初心者から経験豊富な配信者まで幅広く支持されています。

・Spotify
音楽ストリーミングサービスとして有名な「Spotify」は、特に若年層に人気があり、音楽とポッドキャストの両方を楽しむユーザーにとって魅力的なプラットフォームです。
独自のアルゴリズムを使用してリスナーにコンテンツを推薦します。

・stand.fm
手軽にポッドキャストや音声コンテンツを配信できるプラットフォーム「stand.fm」は、特に日本の配信者に人気があります。
スマートフォン一台で録音から配信まで行えて、リスナーとの直接的なコミュニケーションも可能です。

・Voicy
「Voicy」も主に日本で人気を集めている音声コンテンツ専門のプラットフォームです。
配信するためには厳しい審査が必要なため、厳選された著名な配信者や専門家が多く、審査に通過すれば権威性のある配信者として認知されやすくなります。

・Radiotalk
多様なジャンルのコンテンツが魅力の「Radiotalk」は、他のプラットフォームとも連動可能で、幅広いリスナー層にアプローチできます。
ユーザー参加型のイベントやキャンペーンを定期的に開催し、コミュニティの形成に注力しています。

・Clubhouse
ライブオーディオのみを特徴とするSNSプラットフォーム「Clubhouse」は、リアルタイムで様々なトピックに関するディスカッションルームを作成、または参加することが可能です。
主にインフルエンサーや専門家が自身の知識や経験を共有する場として人気があります。

・Spoon
ライブストリーミングと録音されたコンテンツの両方を提供する音声プラットフォーム「Spoon」は、配信へのコメントやリアクション機能を通じて、相互コミュニケーションを楽しむことが可能です。
特に若年層に人気があり、音楽、雑談、相談など幅広いジャンルのコンテンツが提供されています。

収録や配信に必要な機材・あると便利なアイテム

音声配信の品質は、使用する機材によって大きく変わります。
ここでは収録や配信に必要な機材と、作業をより快適にする便利なアイテムをご紹介します。

・マイク
ポッドキャストや音声配信の品質は、使用するマイクの質に左右されます。
デバイス付属のマイクでも配信や収録自体は可能ではありますが、高品質なマイクの使用は声の明瞭さと自然さを保ち、不要なノイズを最小限に抑えられます。
コンデンサーマイクとダイナミックマイクが一般的で、それぞれ環境や録音の種類に応じて選びます。

・オーディオインターフェース
オーディオインターフェースは、マイクや他の音源からの信号をデジタルオーディオに変換し、コンピューターで処理できるようにする装置です。
オーディオインターフェースを介してPCとマイクを接続すると、より高品質、クリアな音声で配信できます。

・ヘッドフォン
良質なヘッドフォンは、収録中の自分の声や編集時の微細な音の違いを正確に聴き取るための必須アイテムです。
また、密閉型のヘッドフォンは外部のノイズを遮断し、集中して作業することに適しています。

・録音・編集ソフト
録音・編集ソフトも音声コンテンツの品質を決定づける重要な機材です。
このソフトを使用して、収録音声のトリミング、音量の調整、ノイズ除去などの編集作業を行います。

・マイクスタンド
マイクスタンドは、マイクを安定した位置に保持し、手で持つことによるノイズや不安定さを防げます。
特に長時間の録音や、ライブ配信では重宝します。

・ショックマウント
ショックマウントは、マイクを物理的な振動から隔離し、不要なノイズを減少させるために使用します。
デスクの振動や足音など、周囲の振動による音質の劣化を防ぐために役立ちます。

・吸音パネル
吸音パネルは、室内のエコーやリバーブ(残響)を減少させ、よりクリアな録音環境を作り出します。
特に反響しやすい部屋や、大きな空間での使用に適しています。

・外部ストレージ
音声ファイルは大きなデータ容量を占めることがあるため、外部ストレージがあると内部ストレージを節約でき、データのバックアップもできます。
特に大量の録音ファイルや編集のプロジェクトを行う場合には、追加のストレージが必須です。

これらのアイテムは配信や収録環境を快適にし、効率と品質を向上させるのに役立ちます。配信や録音条件に合わせて各アイテムを選択しましょう。

防音対策について

音声配信や収録の防音対策は、適切な部屋の選択、デスクの配置、そしてショックマウントの使用といった方法が基本となるほか、より本格的なものでは防音室の導入などがあります。

・部屋の選択と準備
音声配信や収録の際、部屋の選択と準備は重要です。通りに面していない、または交通量の少ない静かな環境にある部屋が適しています。
上記でご紹介した吸音パネルを使用したり、壁や天井に吸音材を配置したりしてエコーや反響を減らし、さらに窓に防音カーテンを掛けると外からの騒音を軽減できます。
パーティションを使って部屋の中に簡易的な個室を作る方法も効果的です。

・ショックマウントの使用
ショックマウントを使用することも効果的な防音対策です。
こちらも上記でご紹介しましたが、ショックマウントはマイクに伝わる不要な振動や衝撃を吸収し、ノイズを低減します。
デスクの上でタイピングする際や、手でマイクを操作する際に発生する振動などが抑制されます。

・防音工事や防音室の導入
より本格的な防音対策として、部屋に防音工事を施すことが挙げられます。
壁や窓、ドアの構造を変更し、音を極限まで防ぐようにします。
また、専門的に設計された防音室の導入も外部音を遮断し、最高水準の環境を整えられます。
費用がかかりますが、高品質の配信や収録を求める場合には最も理想的な対策です。

上記の防音対策は配信、収録環境の向上に役立つことはもちろんですが、近隣の家や周囲の部屋に迷惑がかからないようにするためにも、きちんと整備することをおすすめします。

自身のスタイルに合った配信環境を整えよう

音声配信において、高品質なコンテンツを制作するためには適切なプラットフォームや機材の選択、そして防音対策が不可欠です。
プラットフォームはそれぞれ異なる特徴を持つため、コンテンツを届けたいリスナー層が利用するものを選んで配信を楽しみましょう!

宮地楽器が提供する吸音・消音性抜群の簡易防音室・防音パネルブランド「VERY-Q(ベリーク)」はYouTuberやゲーム実況、楽器演奏などを楽しむ多くの方々に導入していただいている実績を活かし、防音対策の新たな形をご提案しております。
吸音パネルや防音ボックスなど、防音対策に便利な製品を多数扱っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

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What is VERY-Q?

簡易アナブースを目的として作られたのがVERY-Qの始まりです。
吸音性が非常に高く、プロの現場でも使用可能なハイクオリティな性能が最大の特徴。

さらに、自在に組み合わせを行うことであらゆる場面で音響コントロールを可能な
画期的な簡易 防音・吸音(消音)パネルシステムながら、工具を使用しなくても、
専用マジックテープで簡単に組立、設置、解体、移動が可能のため
高性能な防音スペースを大掛かりな工事は不要で実現できます。

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