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防音ラボColumn

2024.01.24

騒音トラブルの原因に? ボイスチャットを使用するときの注意点と防音対策

現代社会において欠かせないコミュニケーションツールの1つとなっている「ボイスチャット」。
遠く離れたところにいる人とも手軽にやり取りできるのが魅力で、リモートワークなどのビジネスシーンにはもちろん、オンラインゲームで仲間同士のやり取りに利用されることが多い一方、騒音や音漏れが周囲への迷惑とならないように配慮しなければなりません。

そこで今回は、ボイスチャットを使用する際の注意点や防音対策について解説します。

様々なシーンで使える「ボイスチャット」の魅力

「ボイスチャット (通称ボイチャ) 」はインターネット上で音声のやり取りを行うことができるツールで、基本的にはスマホやPCにアプリをダウンロードして使用します。
電話との違いは複数人の相手と同時に会話ができるという点で、例えばテレワークや出張先でボイスチャットを活用すれば遠く離れたところでもWeb会議への参加など手軽に意思疎通ができ、ビジネスシーンに欠かせないツールとして浸透してきました。
そのほかにもオンライン学習や友人とのやり取りなど活用方法は多種多様であり、オンラインゲーム内のコミュニケーションツールとしても広く普及し「eスポーツ」の大会でも活躍しています。

しかし、自宅でゲームや友人とのお喋りでボイスチャットを使うときには、つい盛り上がって声も大きくなってしまうことが多いため、家族や近所の人とのトラブルにつながらないよう注意が必要です。特にゲームを深夜にプレイすることが多いという方は、周囲が寝静まった時間帯に大きな音を立てないようにしましょう。

話し声や笑い声はどれくらいの騒音になる?

ボイスチャットを利用する際は最低限のマナーを守る周囲への配慮が必要ですが、まずは自分の話し声がどの程度の大きさなのか客観的に把握することも大切です。
一般的に「話し声」の音の大きさは約60dBといわれており、これは走行中の自動車内や洗濯機の稼働音と同じくらいの音量になります。
そしてゲームや友達とのお喋りで盛り上がった時の大きな話し声や笑い声になると、シチュエーションによっても異なりますが一般的には約90〜100dB以上となり、目安としては騒々しい工場内や電車が通っている時のガード下の音量と同じくらいになるといわれています。

そのため静かにしているつもりでも自分が思っている以上に大きな音が出ているという認識を持つことが周囲へ配慮する第一歩になるのです。特に我を忘れて話し声が大きくなりやすいという方は注意しましょう。
また最近ではスマホで騒音計アプリが利用できるので、自分の話し声が普段どのくらいの音を発しているかぜひ調べてみてください。

ちなみに住宅地の騒音基準値は昼間が55dB以下、夜間で45dB以下となっており、これを越えると騒音ということになります。昼間は車が通る音など周囲の音も聞こえるため、話し声が騒音になるほどのトラブルに発展するケースは少ないですが、夜間は周りが静かな分、些細な音でも響きやすくなるので気をつけましょう。

音の問題を防ぐためにまずは抑えておきたいポイント

本格的な防音対策を検討する前に、まずは手軽に行える対策でボイスチャットを使ってみましょう。少しの工夫で音の問題が解決することがあるのでぜひ試してみてください。

・マイクを口元に近づける
ヘッドセットを使って話す時は口元にマイクを近づけることで、大きな声を出さなくとも音声を相手にしっかり届けられます。小さな声でも十分拾ってくれるのでマイクを適切な位置に調整しましょう。しかし、騒音を防ぐ対策ではないので興奮するとつい大きな声が出てしまうという方は注意が必要です。
またマイクを近づけ過ぎると鼻息や水を飲む音まで拾いやすくなってしまい、相手にも聞こえて不快な思いをさせてしまう可能性があります。

・設定でマイクの感度を高くする
使用しているPCやゲーム機の設定でマイク感度を高くすれば小さな声でも音声をしっかり拾ってくれます。ただし感度を高くし過ぎるとノイズが入りやすくなる点には注意し、最適な設定を探してみましょう。
また安価なヘッドセットは設定ができなかったり、感度が悪かったりすることがあるのでなるべく高性能な製品を選ぶことをおすすめします。

・読み上げ機能を利用する
「Discord」などチャットサービスのアプリを利用してテキストでメッセージを入力し、読み上げBotに自分の代わりに文章を読み上げてもらうという方法もよく用いられています。タイピングが得意な方におすすめです。
声を出さずにメッセージを打ち込むので音の問題は解消できますが、ゲームなどで白熱した場面ではやり取りが難しい場合があります。

その他の手軽にできる対策

・ボイスチャットの利用時間を制限する
周囲に配慮して楽しむための最低限のマナーですが、特に騒音になりやすい深夜帯にボイスチャットを利用するのはなるべく控えるようにするのが得策です。
日中は忙しくて夜しか時間が取れないという方は、例えばゲームで遊ぶのは23時までにする、22時を過ぎたらボイスチャットは使わないといったルールをあらかじめ決めておくと良いでしょう。

・耳栓をしてもらう
家族の理解が必要ですが、周囲の人に耳栓をしてもらうという方法も手軽にできる対策です。ボイスチャットによる騒音が気になりにくくなるだけでなく、仕事や趣味に集中して取り組むグッズとしても活用できるので、リモートワークなどで自宅で過ごすことが多くなったという方におすすめです。また周囲の音を気にせずぐっすり眠れるようになる効果も期待できます。

防音対策で周りを気にせずコミュニケーションを楽しもう!

上記でご紹介した対策は手軽にできるので、ボイスチャットを利用する際の基本マナーとしてぜひ取り入れたいポイントですが、騒音や音漏れを直接防ぐ方法ではないため周りを気にせず楽しむためには防音対策をしっかりと行う必要があります。

防音対策の一例としては、ドアや窓の隙間を埋めて音漏れを防ぐ専用のテープや、床に敷き詰めて使用する防音マットやシート、壁や天井に取り付けて使用する吸音材など様々なアイテムが活用できます。通販やホームセンターなど身近なところで購入できるので自宅に取り入れる方も多くいらっしゃいます。

そして、より本格的な防音対策を目指すのであれば「防音ブース」と呼ばれる電話ボックスのような形をした本格的な防音室を導入するのもおすすめです。
防音ブースは費用はかかりますが、防音リフォームに比べれば安価で導入することができ、周囲への騒音や音漏れを気にすることなく過ごせるようになります。
またボイスチャットに雑音が入って相手の声が聞き取りづらい、自分の音声が相手に伝わりにくいといったトラブルの解消にもつながります。
ゲームはもちろん、近年急速に普及しているWeb会議やリモートワークなど多種多様な場面で活用できるので、普段からボイスチャットを使うことが多い方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

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吸音パネルや防音ボックスなど、防音対策に便利な製品を多数扱っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

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